「大人の流儀」 伊集院静 講談社 第1巻
三分の二くらいは読んだ。 ハア?このオッサンなにカッコつけてんの? とも言いたくなるかもだが、なんだかんだスッと入るところが多々あって、読み進めている。 決して悪い買い物ではなかった。 アナタの価値観いまどき通用しませんよ、と言われそうだが、結構、そうだよね、と首肯してしまう。 時代が変われば、その時代に沿う価値観が必要だが、それを作り上げるのは、我々責任世代のやることだ。 今日はもう眠いから、このへんで。 ・・・うーん。よく寝た。 もしかしたら、この作家の大ファンになってしまったかも知れない。 日本にこういう作家がいてくれて良かった、とすら思う。 (もう亡くなってしまったが。) 自分なんかはパンピー、つまり素人だから、かなり好き放題書けるが、作家という肩書で、世間に向かって偉そうなことをいう、というのは、かなりシンドいはずだ。 いわゆる、「風当たり」が強い。 このネットのご時世、なにかしら分かったような事を書くだけで、四方八方から総攻撃される。 なんやかんやと難癖もつけられる。 そこが、素人と職業作家との違いだろう。 それはともかく、読んでみて、生きるのが、かなり楽になった気がする。 ・・・日付がかわってしまったが、なんとか読み終えた。 期待値を遥かに超える、すばらしい一冊だった。 シリーズものだが、最初はこの一冊で単発にするものだったと思われる。 それくらい中身が濃かった。 じゅうぶん堪能できた。 こんなものが計10数冊あるのかと思うと、ちょっと気が遠くなる。