いま勉強中の民法は、どうしてもカネ絡みの話になってしまう。 その、手垢や脂のまみれたような話に、つい辟易したり、でも、生身の人間の世界の面白さ、というのも、わかる。 「ナニワ金融道」みたいで。 だから、民法を勉強していると、ついカネの匂いを感じてしまう。 しかし、行政書士の行政書士たるゆえん、行政法というのは、お役所を相手にする法分野だ。 一見無味乾燥でつまらない、と思われがちだ。 しかし、理解が深まると、実に面白いし、実は行政法というのは、民法に負けず劣らず「ビジネス」との相性が良いのだ。 行政法というのは、許認可行政や、規制が重要な要素だから、事業を営むアクターにとっては、場合によっては民法以上に死活問題に発展したりする。 そして、世の中の大多数の人は、行政法、言い換えれば、お役所がどういう論理で動いているか、ほとんど理解していない。 もちろん、行政とガチで喧嘩しようなどとは思わない。 ふつうは。 しかし、時には行政と喧嘩しなくてはいけないこともある。 言い方を変えれば、行政から不当に権利を侵害されない為に、行政法の知識が必要になる時もある。 つまり、行政を正しく恐れ、かつ対等に渡り合う必要がある。 そんな時のために、行政書士が必要なのだ。 (と、いうことにしておこう。) ついいま勉強中の民法ばかりに気を取られて、行政書士の本分たる行政法のことを忘れていた。 民法と行政法、行政書士の両輪の、どちらかにバランスが偏り過ぎてもいけない。 民法を勉強していると、つい文字通りゲンキンな話になって、嫌気が差すが、そんなときは、行政法を思い出そう。 俺は、行政法がわかる、行政とちゃんと対等に渡り合える行政書士でありたいのだ。 それこそが、行政との付き合い方を知らない市民のために、行政書士として為すべきことなのだ。 カネ絡みのことばかり考えていると、かえって続かない。