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1月, 2023の投稿を表示しています

感情・人格心理学

興味本位で 第1回を 視聴してみたら、 面白かった。 講師の方が 他にも 放送授業を 受け持って おられるようなので、 一気に 心理と教育コースの 単位を 稼げるかも。 第3回まで視聴。 ぜんぜん 聞いてられるね。 面白い。 第4回視聴。 主任講師が 臨床心理士の方だから、 何か 難しいことを 教えようというより、 これまで 生きてきた人生で 経験上理解できる話だな、 という感じがする。 心理学を学ぶにあたって、 自分にとっては 全く新しい分野だから、 つい 身構えてしまうけど、 科目によっては リラックスして 今まで通り 話を聞いていれば それで 大丈夫、 ということが わかってきた。 第6回まで視聴。 感情と脳の関係なんかを 聞くと、 ああ、そんなもんかもね。 と いう気がしてくる。 そういう仕組を知ってれば、 過去の些細なことで いつまでも 思い出して ムカつくことも なくなるかもね。 一眠りしてから、 第7回視聴。 放送大学すげーなー こんな話も聞けるのか。 第9回まで視聴。 心理学が 自分自身にとって これほど 役に立つとは 思わなかった。 第10回視聴。 人格の記述。 講義を聴きながら、 自分自身も 少しずつ 変わっていくような 気がする。 なんとか キリよく 今月中に 終わらせたい。 一休み。 第11回視聴。 人格の測定。 人格テストの話を延々と。 ちょっと退屈だった。 第12回視聴。 いよいよ 佳境に入ってきた。 次がひとつの 山場かな? 第13回視聴。 なかなか哲学的で 面白かった。 主任講師の 経歴を調べたら、 異色で面白かった。 ガチガチの理系から 臨床心理の道に 進まれたようです。 人生の貴重な時間を 割くに値する 内容です! 第14回視聴。 放送大学すげえ! こんな深い内容の話を 聞けるとは 思わなかった! 心理と教育コース を ナメてた! 心理学の敷居を ようやく 一歩 跨いだ、 といった 感じですね。 次で いよいよ ラスト! 全15回視聴。 名講義でした! ごちそうさま! 結局、 俺って なんか新しいこと...

日経新聞10面より 2023/1/28 実質金利とは?

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名目金利が抑え込まれるなかで 期待インフレ率が上がれば、 実質金利は切り下がりやすくなる。 実質金利がマイナス圏だと、 景気を刺激する効果が増す。 お金を 国債などの 安全資産で運用しても 将来の物価上昇の 影響で 実質的に損失が 発生するため、 株や不動産などの リスク資産や、 設備投資などに 回るマネーが 増えるとされるためだ。

心理学概論

放送大学で トップクラスの 人気を誇る (らしい) 森津太子先生の講義ですな。 心理学へのいざないとしては、 非常に よく出来ていると思います。 心理を 単なる物理学的現象に 落とし込むのではなく、 その方面には しっかり 目配せをしながらも、 より 形而上学的な アプローチも感じられる。 もちろん両方の側面を バランスよく 取り入れている。 文系人間の自分には うれしい。 経済学も、 最近の潮流としては 明らかに 心理学的な側面を考慮に入れてるよね。 インタゲなんかまさにそう。 消費者の期待インフレ率に働きかけるってのも、 まさに 消費者心理の問題だからね。 デフレの始まりの頃は、 良い商品が安く手に入って 素晴らしい時代になった、 と 言っていたのに、 賃金が下がると、 デフレのせいだ、 と 言っていた。 だから、 その逆で 物価が上がるのがいい、 という ストーリーを信じている。 ところが、 いざ 物価があがると、 怨嗟の声があがる。 消費税で実質負担があがるのは 猛反対するのに、 円の価値が下落して 物価が上がるのは 賛成、という理屈は正直 よくわからない。 消費者からすれば、 賃金あがらないなら 同じじゃね?

対韓輸出規制という黒歴史ー大機小機 2022/5/20 より 抜粋

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(前略) 日韓間の争点は多々あれど、 この機会に確認して おきたいことがある。 3年前(当時)に実施した 半導体材料の輸出規制は 失敗だったということだ。 2019年7月、 経済産業省はレジスト(感光剤) など3種類の半導体材料の 韓国向け輸出を制限した。 表向きは 「輸出管理に不適切な事案があったから」、 簡略化していた 手続きを以前の状態に戻す という決定であった。 当時の安倍晋三首相は 「元徴用工訴訟で対応を示さない 韓国政府への事実上の 対抗措置」 との 認識を示していた。 (中略) 直後に参議院選挙が 控えており、 有権者の「反韓感情」に 訴える狙いもあったことは 想像に難くない。 しかるに韓国の半導体産業が 受けた被害はさほどではなかった。 それどころか、 文在寅前大統領は 5月9日の退任演説において、 「日本の不当な輸出規制による危機を克服した」 と アピールしている。 輸出規制が「効かなかった」ことよりも、 相手国に道義的な 優位性を与えたことを 恥じるべきであろう。 日本の 通商政策の歴史における 「黒歴史」 というべきではなかろうか。 (以下略)

坂口安吾 三十歳

勝利とは、何ものであろうか。各人各様であるが、正しい答えは、各人各様でないところに在るらしい。  たとえば、将棋指しは名人になることが勝利であると云うであろう。力士は横綱になることだと云うであろう。そこには世俗的な勝利の限界がハッキリしているけれども、そこには勝利というものはない。私自身にしたところで、人は私を流行作家というけれども、流行作家という事実が私に与えるものは、そこには俗世の勝利感すら実在しないということであった。  人間の慾は常に無い物ねだりである。そして、勝利も同じことだ。真実の勝利は、現実に所有しないものに向って祈求されているだけのことだ。そして、勝利の有り得ざる理をさとり、敗北自体に充足をもとめる境地にも、やっぱり勝利はない筈である。  けれども、私は勝ちたいと思った。負けられぬと思った。何事に、何物に、であるか、私は知らない。負けられぬ、勝ちたい、ということは、世俗的な焦りであっても、私の場合は、同時に、そしてより多く、動物的な生命慾そのものに外ならなかったのだから。 https://www.youtube.com/watch?v=P0dTn1Ga818

プロフェッショナル

久しぶりに 見た。 校正者の 大西寿男さん。 自分も普段 こうして テキトーに 文章書いてるけど、 身が縮む思いがした。 単に誤字脱字を 正すだけじゃなく、 表現のひとつひとつ 細かいところから 立ち現れる イメージに、すごく こだわる。 英文法にも通じるところが あるような 気がする。 英文法を細かく詰めることで、 機械翻訳に英文を打ち込んで、 Deeplがうまく 日本語に訳出してくれない時、 冠詞を入れたり入れなかったり、 コンマを打ったり打たなかったりすることで、 機械翻訳が訳出する 日本語がガラッと 変わったりすることはよくある。 自分は到底 大西さんほど 言葉に細かくこだわれないが、 その姿勢は 日本語文化、ことばそのものの 質を維持していく上で、 このうえなく 価値が高い仕事だと思う。 明らかに そんなにカネになる仕事ではなさそうだったが。 ただ、姿勢は見習いたい。 背筋がただされる感じがした。 ナカマサ先生の最新刊で、 今まで読んだことのない 出版社の本だったけど、 かなり 校正が甘いな、と 感じた。 オスマントルコと書いてあるが、 中東の専門家から言わせれば、 オスマン帝国と呼ぶのが正しく、 オスマン・トルコ帝国と呼ぶのは 間違っているとか、 全体の中でかなり核心の部分 なのに、 句読点の打ち方が微妙で 意味がぼやけていたり、 あるいは、これは 単純に誤字脱字なんじゃないか? とか。 まあ、そういう部分で、 逆にさすがの ナカマサ先生も 神様ではないんだな、 生身の人間なんだな、 ということが わかったけど。

日本外交レポート予備

戦前の外交評論家、清沢洌は一国の外交は「国内政治の対外表現」であり、「国際政治の対内表現」でもあると論じた。危機の時代に国際政治と国内政治は強く共鳴する。 国際的危機が国内の分断を加速させることがあれば、政局絡みの対立が外交政策に表出することもある。とりわけ日中関係は自民党内の派閥対立としばしば結びついてきた。 日中国交正常化に始まる1970年代の日中関係がその典型例だ。佐藤栄作政権の後継を巡る自民党総裁選に出馬した田中角栄は、同じく候補者の三木武夫、大平正芳と中国政策を巡る「3派協定」を締結し、最有力候補の福田赳夫を破った。そして72年7月に首相となった田中は世論の支持を背景に一気呵成に日中国交正常化を成し遂げる。 しかし台湾切り捨てに反対する党内親台湾派の抵抗は激しかった。 日中国交正常化は、田中の決断と強力な政治力があったからこそ、党内の異論を封じて実現できたといえる。 戦後の日中関係では、問題が起きるたびに自民党内の派閥対立と結びつき、親中国派と親台湾派が激しく対立してきた。だが親台湾派に影響力を持つ福田が大局的見地から、自民党内をまとめて日中平和友好条約へ導いたことは、田中の国交正常化に劣らず、80年代以降の日中関係の安定的発展に大きな意味を持った。 自民党政権が40年近く続いた55年体制は派閥の全盛期でもあった。1993年の非自民連立政権への交代と96年衆院選での小選挙区比例代表並立性の導入を経て、派閥の役割が変質した。カネ集めやポストの分配といった機能は薄れた。 1つの選挙区でおおむね3〜5人が当選する中選挙区制と異なり、小選挙区制では各選挙区で1人しか当選できない。政党同士の対決の色が濃くなり、選挙区内で派閥は併存できなくなった。 党総裁を中心に選挙の公認権を握り、選挙応援も派閥から党主導になった。 小泉氏が進めた首相官邸主導の政権運営が党総裁への権限集中に拍車をかけた。主要派閥の領袖が分け合っていた権力は総裁に移り、派閥からは人事やカネ、選挙などを巡る力が徐々に奪われていった。 東大の谷口将紀教授は「小選挙区制になって派閥の政策面や資金面の求心力はなくなった。次の総裁候補がいないと結束は難しい」とみる。 (日経新聞2023/1/11より抜粋)

ポピュリズムレポート予備

「ウォール街を占拠せよ」を合言葉に米国で反格差のデモが広がったのは2011年。怒りが新興国に伝播し、米国では富の集中がさらに進んだ。 米国の所得10%の人々が得た所得は21年に全体の46%に達した。40年で11ポイント高まり、並んだのが1920年前後。そのころ吹き荒れた革命運動の恐怖は今も資本家の脳裏に焼き付く。 私有財産を奪う究極の反格差運動ともいえる共産主義。17年のロシア革命の2年後に国際的な労働者組織である第3インターナショナルが誕生し、反資本主義の機運が世界で勢いを増した。 19世紀のグローバリゼーションは当時のロシアにも急速な経済成長をもたらした。しかし人口の大半を占める農民や労働者に恩恵はとどかず、格差のひずみが生じる。 さらに日露戦争や第一次世界大戦で困窮した。1917年、レーニンが率いる群衆が蜂起。内戦を経て22年にソ連が建国されると、富の集中度は20%強まで下がった。 1921年には「半封建、半植民地」脱却を掲げる中国共産党が発足。スペインやフランス、日本でも20年代に共産党が結党した。 そして現代。怒りの受け皿になっているのがポピュリズムだ。21世紀の世界も分断をあおるポピュリズムに脅かされている。米国のトランプ前大統領やハンガリーのオルバン首相は国際協調に背を向ける姿勢で世論の支持を集める。 なぜ人々は刹那的な主張と政策になびくのか。世界価値観調査で「他者(周囲)を信頼できるか」の問いに北欧諸国は6〜7割がイエスと答えた。北欧より富が偏る米国や日本でイエスは4割を切る。   (以下 「遊びの社会学」井上俊 世界思想社より) 私たちはしばしば、合理的判断によってではなく、直観や好き嫌いによって信・不信を決める。だが、信用とは本来そうしたものではないのか。客観的ないし合理的な裏づけをこえて存在しうるところに、信用の信用たるゆえんがある。そして信用がそのようなものであるかぎり、信用には常にリスクがともなう。信じるからこそ裏切られ、信じるからこそ欺かれる。それゆえ、裏切りや詐欺の存在は、ある意味で、私たちが人を信じる能力をもっていることの証明である。 (略) しかしむろん、欺かれ裏切られる側からいえば、信用にともなうリスクはできるだけ少ないほうが望ましい。とくに、資本主義が発達して、血縁や地縁のきずなに結ばれた共同体がくずれ、広い世界...