2023年1月22日日曜日
対韓輸出規制という黒歴史ー大機小機 2022/5/20 より 抜粋
(前略)
日韓間の争点は多々あれど、
この機会に確認して
おきたいことがある。
3年前(当時)に実施した
半導体材料の輸出規制は
失敗だったということだ。
2019年7月、
経済産業省はレジスト(感光剤)
など3種類の半導体材料の
韓国向け輸出を制限した。
表向きは
「輸出管理に不適切な事案があったから」、
簡略化していた
手続きを以前の状態に戻す
という決定であった。
当時の安倍晋三首相は
「元徴用工訴訟で対応を示さない
韓国政府への事実上の
対抗措置」
との
認識を示していた。
(中略)
直後に参議院選挙が
控えており、
有権者の「反韓感情」に
訴える狙いもあったことは
想像に難くない。
しかるに韓国の半導体産業が
受けた被害はさほどではなかった。
それどころか、
文在寅前大統領は
5月9日の退任演説において、
「日本の不当な輸出規制による危機を克服した」
と
アピールしている。
輸出規制が「効かなかった」ことよりも、
相手国に道義的な
優位性を与えたことを
恥じるべきであろう。
日本の
通商政策の歴史における
「黒歴史」
というべきではなかろうか。
(以下略)
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