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対韓輸出規制という黒歴史―大機小機 2022/5/20 より 抜粋 (再掲)

(前略)日韓間の争点は多々あれど、この機会に確認しておきたいことがある。3年前(当時)に実施した半導体材料の輸出規制は失敗だったということだ。2019年7月、経済産業省はレジスト(感光剤)など3種類の半導体材料の韓国向け輸出を制限した。表向きは 「輸出管理に不適切な事案があったから」、簡略化していた手続きを以前の状態に戻すという決定であった。当時の安倍晋三首相は「元徴用工訴訟で対応を示さない韓国政府への事実上の対抗措置」との認識を示していた。(中略) 直後に参議院選挙が控えており、有権者の「反韓感情」に訴える狙いもあったことは想像に難くない。しかるに韓国の半導体産業が受けた被害はさほどではなかった。それどころか、文在寅前大統領は5月9日の退任演説において、「日本の不当な輸出規制による危機を克服した」とアピールしている。輸出規制が「効かなかった」ことよりも、相手国に道義的な優位性を与えたことを恥じるべきであろう。日本の通商政策の歴史における「黒歴史」というべきではなかろうか。(以下略)
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