大学受験 (再掲)

慶応SFCは、 別に 入りたくて入った わけじゃない。 2回も 落ちてるし、 どうせ小論文 書けないから、 そもそも 3回も 受けたくなかった。

ほんとは 中大法学部に行きたかった。

しかし、 母親に 「お父さんが 慶応SFC 気に入ってるから」 と いうだけの理由で、 受けさせられた。 

風呂桶を破壊したり、 挙句の果てには 受験票を破って棄てた。

それでも、当日 再発行してまで 受けさせられて、 受かってしまった。 受かってしまった以上、 慶応信者の父親に 逆らえるわけもなく、 入らざるを得なかった。

その 結果が、これ。

三田の慶応で合格発表を 確認した後、 SFCまで行って、 入口から続く 坂道を歩いていて、 「ここは嫌だ。」 と つぶやいたら、 母親は 視線を下にそむけて、 両目をキョロキョロさせていた。

それは紛れもなく 「そんなこと言ったら また ワタシがお父さんに 怒られちゃう。」 と 能弁に語っていた。 

ちなみに、 かなり後になってから、 中大に行きたかったと 父親に なぜ 言わなかったんだ?と 姉に 詰られた。

これが 小林家。 

確かに病気にはなったが、 そりゃ 病気にもなるだろ。 

むしろ、 薬物に手を出さず、 もちろん 半グレにもならず、 よく やってると思うんだが?

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