トランプ関税に
便乗して
降って湧いたように、
消費税の減税だの廃止だの
喧しいが、
朝日新聞の調べでは、
そのくせ
代替財源は呈示しろ、という
のが民意だそうで。
俺も
そんな政治ウォッチャーじゃないから
よくわからんが、
消費税が
一番
世代間で公平な
税のあり方ってのが
通説じゃないのか?
つまり、逆を言えば、
若い世代が、
シニア世代や
俺みたいな
社会保障の恩恵に浴している
連中を許せない、と
言いたいのか?
でもさ、よく考えてみろよ。
今そうやって
怨嗟の声を挙げてる
アンタらだって、
いつかトシくって
高齢者になったら、
社会保障のお世話に
なるんだぞ?
そん時のことまで
考えてるか?
確かに
今のシニア世代とか
俺みたいなのが
社会保障の恩恵に
浴してるのが
妬ましいのは
わかるが、
じゃあ
お前らが
じーさんばーさんに
なった時の
社会保障はどうすんだよ?
それ考えて、果たして
安易に
消費減税だの廃止だの
言えるのか?
ああ、でも
今回の参院選で
改選される参議院議員って、
6年前の選挙で当選した人たち、
つまり
安倍さんが
生きてた頃の人たちだから、
モロ保守に
凝り固まった人たちが
多い可能性があるから、
それ考えると、
比例で
自民党に入れたくはないけどね。
比例区違うと思うけど、
間違っても
杉田水脈とか
当選させたくないし。
正直。
群馬は自民党王国だから、
どうせ
対抗馬もロクなの
出てこないから、
出来レースだけど。
1. 序論:『それから』に映し出される明治期の近代化 本稿は、夏目漱石の小説『それから』を題材に、日本の近代化がもたらした状況と、それが個人の経験に与えた影響について考察するものである。特に、経済的豊かさが生み出す「自家特有の世界」への耽溺と、それが最終的に経済の論理に絡め取られていく過程、そしてテオドール・W・アドルノが指摘する、社会の合理化と精神世界における非合理への慰めを求める人々の傾向を、作品を通して分析する。 日本の明治時代(1868-1912年)は、長きにわたる鎖国状態を経て、1853年の黒船来航を契機に世界と対峙し、驚くべき速度で西洋の制度や文化を取り入れ、「近代国家」への道を歩んだ画期的な時代である 。この時期には、鉄道、郵便局、小学校、電気、博物館、図書館、銀行、病院、ホテルといった現代の基盤となるインフラや制度が次々と整備された 。政府は「富国強兵」や「殖産興業」といった政策を推進し、工場、兵舎、鉄道駅舎などの建設を奨励した。また、廃藩置県や憲法制定といった統治制度の変更に伴い、官庁舎や裁判所、監獄などが建設され、教育制度の導入は学校や博物館の整備を促した 。 西洋化の影響は日常生活にも深く浸透した。住宅様式においては、外国人居留地を起点に西洋館が普及し、やがて庶民の住宅にも椅子式の生活スタイルが段階的に浸透した 。食文化においても、仏教の影響で長らく禁じられていた肉食が解禁され、西洋列強との競争意識から日本人の体格向上と体力増強が期待された 。洋食は都市部の富裕層を中心に広まり、カレーライスやオムライス、ハヤシライスといった日本独自の洋食が定着した 。大正ロマン期(1912-1926年)には、西洋文化と日本独自の文化が融合し、「モガ」や「モボ」と呼ばれる若者たちが洋装に身を包み、カフェで音楽や映画を楽しむ「自由でおしゃれな空気」が醸成された 。経済面では、明治後期から軽工業が発展し、日露戦争前後には鉄鋼や船舶などの重工業が急速に発展し、日本の近代化を加速させた 。第一次世界大戦期には工業生産が飛躍的に増大し、輸出が輸入を上回る好景気を享受した 。 『それから』(1909年発表)は、夏目漱石の「前期三部作」の二作目にあたり、急速な近代化が進む日本を背景に、個人の欲望と社会規範の...
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