サイレント・マジョリティー

なんで こんなに 消費税減税に こだわる人が いるのかな?と 思うのだが、 単純に、消費税が 減税されれば、 ふだんの買い物で 実質 値下げになる、だから 景気も良くなる! という発想なんだろうが、近視眼的。 消費税減税を語れば、 安全パイで 政治を語った気になれるし、 みんなそう言ってるから 間違いない、その程度の理屈だろう。 それに乗っかる 政治家もどうかと思うが。 消費税は、世代間で見ても 公平な 税金と言われている。 ただし、貧富の格差のうえでは 不公平、という話も聞くが。 俺は 税金には詳しくない。 ただ、普段のニュースで そんな風に聞いているだけだ。 しかし、消費税減税するのが 必ずしも正義だとは思わない。 ああ、でも 見方によっては、 「世代間で公平」ということは、 貯蓄を取り崩していて、 少なくとも 将来世代よりかは 社会保障が手厚い シニア世代からしても 「不公平」と感じるだろうし、 ましてや シニア世代ほどの 手厚い社会保障が期待できない 若年層からしたら、 さらに 「不公平」と 感じるわけだ。 なるほどね。 「貧富の格差」で見て 不公平というなら、 確かに 最近ジニ係数があがっている、という話も 聞くし、 カツカツの人から 怨嗟の声があがるのは理解できるし、 かといって 消費税を相対的に あまり負担に感じない 世帯からすれば、 わざわざ 自分たち世代の 将来の社会保障をより 不安定化させる 消費減税を敢えて 声高に叫ぶ必要はないから、 実際に 選挙をすれば、 世間が騒ぐほど 消費減税の声は 反映されない、ということに なりかねない。

コメント

このブログの人気の投稿

夏目漱石とアドルノ:「それから」を題材に (再掲)

参政党のビジョンと、「報われぬ死者たち」

人口動態