小説
ノーベル文学賞に
韓国の作家
韓江
(ハン・ガン)
さんが
輝いた、という
ニュースが話題になったね。
韓国は
ソフトパワーでも
日本を凌駕しつつある、ということか。
その
真偽はさておき、
バリバリの儒教社会である
韓国で
「小説」というものが
発展したことは、凄いことだと思う。
何しろ、「小説」だから。
儒教の思想では、「小」とは
それ自体
否定的な意味合いを多分に含んでいる。
わかりやすいのが、
中国人が
上野動物園に「小人」料金で
入場して、
咎められると、
いや、私達は
ろくでもない人間ですので、と
ブラックジョークをかましたり、
一時期の
反日運動では、しきりに
「小日本」
(シャオリーベン)
と
叫んでいたように、とにかく
儒教社会では
「小」
という漢字自体が
否定的なニュアンスを表している。
だから、
「小説」というのは、
文字通り
「くだらない話」という
意味になる。
儒教の警句に、
「君子怪力乱神を語らず」
というものがある。
解釈はさまざまだが、
早い話、ちゃんとした
大人は、
嘘八百を語ってはいけない、
ということだろう。
だから、
フィクションに過ぎない
「小説」は
「小説」でしかない、ということに
なるのだろう。
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