脅迫的懇願

久しぶりに 母親に <顔>で 訴えられたわ。 母親の 常套手段。 そんなに カネ使う余裕ない、って。 母親が 脳梗塞になって以来 初めてじゃないかな? 「アンチ・オイディプス」を 持ち出すのは 大げさだけど、 子供に 対して 資本主義に適合するような 人間に 枠を嵌めるのも、 ある種 「親」の 役割ではある。 ただ、それは 往々にして 「子」の メンタリティを 過度に 規制する。 一種の パラノイア人間に 加工する。 ほんとは もっと カネ使わなくても 生きていけるのに、 <加工> されることにより もっともっと 稼がないと、 満足に暮らせない、と 「親」が「子」に 刷り込む。 これが 一種の 資本主義パラノイア。 そうやって、 溜め込めば 溜め込むほど、 生きにくくなる。 これもまた 金持ち特有の病気。 「姉」は ある意味では <小林家>という 強度の パラノイア機械からの 逸脱者ではある。 母親は 重度の資本主義的パラノイア。 もっともっとと 欲しがるくせに、 なお一層 心が 渇いていく。 まったく そんな人間の 一生は 不幸なものだ。

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