2023年8月2日水曜日
旬報社 (再掲)
もし、
日銀が目的としている
2%の物価上昇が
実現した場合、
国債の発行金利が
2%以上になるか、
利回りが
最低でも
2%以上になるまで
市場価格が下がります。
なぜなら、
実質金利
(名目利子率-期待インフレ率)
が
マイナスの
(つまり保有していると
損をする)
金融商品を買う
投資家はいない
からです。
国債
(10年物)
の利回りは
0.1%程度
(2018年11月現在)
ですが、
それが
2.1%
に上昇した場合、
何が起こるでしょうか。
政府の
国債発行コストが
跳ね上がるのは
もちろんですが、
より重要なことは、
国債価格が暴落し、
国債を大量に保有している
銀行に莫大な評価損が
出ることです。
「経済の論点」 旬報社 72ページより
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