2024年9月30日月曜日
旬報社 (再掲)
もし、日銀が目的としている2%の物価上昇が実現した場合、国債の発行金利が2%以上になるか、利回りが最低でも2%以上になるまで市場価格が下がります。なぜなら、実質金利
(名目利子率-期待インフレ率)
がマイナスの
(つまり保有していると損をする)
金融商品を買う投資家はいないからです。国債
(10年物)
の利回りは0.1%程度
(2018年11月現在)
ですが、それが2.1%に上昇した場合、何が起こるでしょうか。政府の国債発行コストが跳ね上がるのはもちろんですが、より重要なことは、国債価格が暴落し、国債を大量に保有している銀行に莫大な評価損が出ることです。 経済の論点 旬報社 72ページより
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