2023年5月19日金曜日
中産階級の没落
エーリッヒ・フロムの
「自由からの逃走」
を
下敷きにして
考えると、
中産階級の没落は、
社会にとって非常に危険。
没落した中産階級は、
見下していた
貧困層と自分たちが
同等かそれ以下、
という現実を突きつけられると、
そのルサンチマンが
社会のスケープゴートを
見つけ出し、
迫害しようとすると
ともに、
権威主義的な
あたかも
すべてを解決して
くれるかのような
政治リーダーを
求めるようになる。
日本の現状は、
『上級国民』と
夢想されているような
人々を
槍玉にあげ、
自分たちのレベルまで
引き摺り下ろさないと
気が済まない、という
状態だ。
そういう心性に相性が
いいような
政党が現れた時、
この国に
新たな野蛮が生まれるだろう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
曽根崎心中 (再掲)
愛という感情が日本の歴史上にも古くから存在していたことは、 源氏物語にも書かれていることで、わかる。 しかし、 日本の宗教観念には、愛を裏打ちするものがない。 改行(節目節目で改行がある方が効果的。以下、同じ。) 曾根崎心中は、 男が女郎をカネで身受けしようとするが、...
-
2021年の大河ドラマは、渋沢栄一を扱っていたが、蚕を飼って桑の葉を食べさせているシーンがあったが、蚕を飼うということは、最終的に絹を作って、輸出するということだから、既に世界的な市場と繋がっていて、本を辿れば、あの時代に既に農家も貨幣経済に部分的に組み入れられていたということ。...
-
もし、日銀が目的としている2%の物価上昇が実現した場合、国債の発行金利が2%以上になるか、利回りが最低でも2%以上になるまで市場価格が下がります。なぜなら、実質金利 (名目利子率-期待インフレ率) がマイナスの (つまり保有していると損をする) 金融商品を買う投資家はいな...
0 件のコメント:
コメントを投稿