2023年5月25日木曜日
底流 2023/5/24
24日付けの
日経新聞のコラムで、
「需給ギャップ」が
過度に
大きく
見積もられていた、
という
内容が
書いてありました。
「需給ギャップ」は
基本的には
内閣府が
推計するものだそうですが、
財政出動を
正当化したい
政権からすると、
「需給ギャップ」が
大きいほうが、
都合がいい、
みたいな。
神戸大学で受けた
「金融経済論」の
初めての
授業では、
講師の
瀧川好夫先生が、
「需給ギャップ」を
埋めるには
大胆な
財政出動が必要、と
アベノミクスをかなり
肯定的に
捉えていて、
安倍首相(当時)に
ついても
「人たらしの天才」など
かなり
高い評価をしていた。
そのときは
ちゃんとした学者が
こういう考え方をするのか、と
ちょっとした
衝撃を受けたが、
「金融経済論」も
1,2,3と
3回も受講させてもらって、
先生がおっしゃるように
「日経新聞の読み方」を
叩き込まれたので、
非常に
感謝している。
息子が
神戸大学まで行くことを
容認してくれた
両親にも。
ま、それは
置いとくとして、
政策の根拠となる数字が、
やはり
政治の都合から
自由ではない、
という
観点も重要だな、
ということを
教えてもらって、
貴重なコラムでした。
「需給ギャップ」が
大きいと、
デフレ圧力が強まるので
危険、とも
書いてあったしね。
日経新聞の読み方
といえば、
高橋和夫先生の
「中東の政治」
(放送授業)
に
依るところも大ですね。
中東の政治から、
国際政治が見えてくる。
日経新聞は
中東情勢もけっこう
詳しく
レポートしてるので、
非常に
勉強になる。
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