2022年11月3日木曜日

メガロマニアック?

今朝の日経7面の記事だけど、 サムスンが 超微細な 回路線幅を持つ 半導体で、 ゆくゆくは データセンターや、 人工知能、 量子コンピュータなど、 人知の及ばない 「シンギュラリティー」 の世界に到達する、 みたいなことが書いてあったんだけど、 ちょっと 技術経営の面からだけの 青写真で 未来を予測するには、 抵抗を感じざるを得ない。 特に、 この20年、 後世から見れば 間違いなく 歴史的な 20年と呼べるほどの 情報革命を 体験してきた 世代から言えば、 情報技術が発展したからと言って、 それで 人間社会が ハッピーになる、 というのは 楽観的すぎる としか思えない。 夢があるのはわかるが。 そのような、 情報技術ですべてが 管理された世界では、 人間の行動はどうなるだろうか? モラルハザード、 無責任、 怠情、 ありとあらゆる 人間の性悪なところが 極致に達するのではないか。 そういう、 自分が何かをやってもやらなくても、 すべてが決定されている、 という 決定論 は、 パンドラの箱を 開けてしまうのと 同じ危険性を孕んでいると思われる。

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曽根崎心中 (再掲)

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