2022年6月19日日曜日

慶応SFC

もちろん30年前の日本社会にも、このままじゃヤバいっていう危機感はあって、それがSFCを作る原動力になってたとは思うんだけど、いかんせん教える側も教わる側も、勘違いが酷かったね。 社会からのSFCに対しての評価が低いのはなぜか、という問いに対して、SFC卒業生がハイスペック過ぎて、企業が使いこなせてないとか平気で言ってんだから。 SFC卒業してりゃ、ちょっとはプログラミングとか出来るんだろうけど、プログラミング教育なんて、いまじゃどこでもやってるし、SFCの専売特許だった時代はとっくに過ぎた。 生徒の熱意がすごいってことにはなってたけど、みんなそんなガツガツ勉強してたかっていうと、全体として見れば、まあ普通の学生だよね。 楽勝の授業で単位取って、しっかり就職するっていう。 別にSFCの学生だけ特別勉強してるようには見えなかった。 もちろん例外はいただろうけどね。 確かに要領はいいけどね。 俺には真似できん。 でも、SFCの人気が急落したのは、立地が田舎すぎて良さが理解されなくなったから、とか初期のOBが言ってるのは、自分たちが社会で実績を残せなかった言い訳としか思えない。 とはいっても、教授陣は優秀だったと思うし、プログラミングのことなんて微塵も分からない自分からすれば、情報系の教授陣の豪華さなんて分かるはずもないし、情報系をみっちり勉強したい人には今でも魅力的な場所なのかも知れないけどね。 ただ、自分からアグレッシブに教わりにいく姿勢がないと、どんな大学だろうとムダになるのは同じだろうね。 つまり、SFCがダメだったかというより、周囲から後ろ指さされてでも教わりに行く姿勢があったかというと、そこは他の大学と何ら変わりがなかった、ということだと思う。

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