https://news.yahoo.co.jp/articles/d118c9a5fd3728903ba74ac10eeda459ba958956
テレ朝のモーニングショーは母親が毎朝見てるけど、今日はちょうど通院付き添いで見なかった。
森山さんが睨むところ見たかったな。
それはともかく、森山さんが怒る感覚もわかるけど、玉川さんが言うことも理解できるな。
要は世代というか、時代の違いなんじゃないの?
簡単に言うと、景気が良かったか悪かったか、っていう。
景気が良いっていうと、要するにインフレってことだけど、あくまで例として、韓国みたいに急速に経済発展してる国とかだと、当然インフレ率が高いわけだけど、そういう国って、日本みたいにデフレで経済成長全然してない国と比べると、経済格差が拡がり易いわけよ。
つまり、金持ちになれるやつはどんどん金持ちになるし、相対的に貧乏になるやつは、どんどん相対的に貧乏になる。
韓国の映画でそういうのあったよね。
半地下で暮らしてる家族が、上に住んでる金持ちのWi-Fiの電波パクって暮らしてるっていう。
タイトル忘れた。
つまり、玉川さんが学生だった頃は、まだ景気が良かったから、出世するやつと結婚できるかどうかがより重要だったけど、今みたいに頑張っても頑張らなくても大して差がないような社会だと、ちょっと違った価値観で相手を評価してるってことになるんじゃないかな?
それが幸せかどうかは当人次第かもしれないけど。
デフレマインドの払拭といえば聞こえはいいが、コストプッシュにせよデマンドプルにせよ、インフレになるってことは、同語反復だけど、物価が上がるってことだからね。
賃金の上昇が伴えばいいけど、今の日本でそうなる気配があるとも思えないし。
余計生活苦しくなるだけなんじゃないの?
仮にインフレ政策が成功したとして、ぬるま湯環境に慣れたワカモノが、厳しい競争社会についていけるのか?
かなり疑問だ。
もっとも、ワカモノの数自体が少ないんだから、ちょっとインフレになったくらいで競争が激しくなるとも考えられないけど。
しかし、彼らは気付いていないだろうが、少子高齢化のツケを、生まれる前から、既に返済不可能なレベルで背負わされてるってことは、念頭に置いておくべきだろう。
世の中そんなに甘くない。
とはいえ、努力や才能が適正に評価されるには、適度の競争原理が絶対必要よ。
多様性といえば聞こえはいいが、よくわからない基準で、内輪の論理でナアナアでやって、くだらない足の引っ張り合いばっかりやってる社会は、絶対に成長しないし、頑張る人を不幸にする。
当然、頑張るモチベーションもあがらない。
選挙の話をすると、消費税ってのは、岸田首相が言ってるように、社会保障の財源として重要で、将来世代にまわすツケの膨張を少しでも抑制するためにも、受益者負担という意味でも、消費税引き下げや撤廃などするべきではない、という意見もあるのに、野党はこぞって、消費税引き下げだの撤廃だのを言っている。
繰り返しだが、消費税を引き下げたり、撤廃したりすれば、財政が悪化するのはもちろんのこと、将来世代にまわすツケが膨張することになるにも関わらず、野党は、今は有事だから、と、自公政権が集団的自衛権を解禁して、それをなし崩しだと批判していたくせに、同じ論理で、自分たちの政策を正当化しようとしている。
こういうバカどもに政権を担わせてはならない。
ま、俺は自公政権も嫌いだし、当然のこと野党も嫌いだから、投票用紙破って棄てたけどね。
はっきり言って、玉木は馬鹿だと思う。
国民民主党は、一方で消費減税を訴え、もう一方では、安全保障政策で、自公にすり寄ろうとしている。
是々非々なのは構わないし、なんでもかんでも反対しろとは決して言わないが、選挙でそれをやるのは、後出しジャンケンじゃないのか?
ご都合主義と言われても仕方ないだろう。
1. 序論:『それから』に映し出される明治期の近代化 本稿は、夏目漱石の小説『それから』を題材に、日本の近代化がもたらした状況と、それが個人の経験に与えた影響について考察するものである。特に、経済的豊かさが生み出す「自家特有の世界」への耽溺と、それが最終的に経済の論理に絡め取られていく過程、そしてテオドール・W・アドルノが指摘する、社会の合理化と精神世界における非合理への慰めを求める人々の傾向を、作品を通して分析する。 日本の明治時代(1868-1912年)は、長きにわたる鎖国状態を経て、1853年の黒船来航を契機に世界と対峙し、驚くべき速度で西洋の制度や文化を取り入れ、「近代国家」への道を歩んだ画期的な時代である 。この時期には、鉄道、郵便局、小学校、電気、博物館、図書館、銀行、病院、ホテルといった現代の基盤となるインフラや制度が次々と整備された 。政府は「富国強兵」や「殖産興業」といった政策を推進し、工場、兵舎、鉄道駅舎などの建設を奨励した。また、廃藩置県や憲法制定といった統治制度の変更に伴い、官庁舎や裁判所、監獄などが建設され、教育制度の導入は学校や博物館の整備を促した 。 西洋化の影響は日常生活にも深く浸透した。住宅様式においては、外国人居留地を起点に西洋館が普及し、やがて庶民の住宅にも椅子式の生活スタイルが段階的に浸透した 。食文化においても、仏教の影響で長らく禁じられていた肉食が解禁され、西洋列強との競争意識から日本人の体格向上と体力増強が期待された 。洋食は都市部の富裕層を中心に広まり、カレーライスやオムライス、ハヤシライスといった日本独自の洋食が定着した 。大正ロマン期(1912-1926年)には、西洋文化と日本独自の文化が融合し、「モガ」や「モボ」と呼ばれる若者たちが洋装に身を包み、カフェで音楽や映画を楽しむ「自由でおしゃれな空気」が醸成された 。経済面では、明治後期から軽工業が発展し、日露戦争前後には鉄鋼や船舶などの重工業が急速に発展し、日本の近代化を加速させた 。第一次世界大戦期には工業生産が飛躍的に増大し、輸出が輸入を上回る好景気を享受した 。 『それから』(1909年発表)は、夏目漱石の「前期三部作」の二作目にあたり、急速な近代化が進む日本を背景に、個人の欲望と社会規範の...
コメント
コメントを投稿