2022年3月7日月曜日
増税かハイパーインフレか
増税によって財政再建をしようとすれば、高齢者世代の利益を現役世代の負担で護ることになり、大幅なインフレによって政府債務を削減しようとすれば、高齢者世代が蓄積した金融資産はパーになる。
増税が遅々として進まず、財政赤字が拡大の一途をたどっているところを見ると、大幅なインフレによって政府債務を削減する以外の手段による財政再建はムリっぽい。
つまり、増税によって財政再建をしようとすれば高齢者世代の利益になり、大幅なインフレによって政府債務の削減をしようとすれば、高齢者は損をする。
まとめると、こんな感じでした。
以上から言えることは、高齢者ならば増税を主張するのが合理的な選択ということになる。現役世代ならば、大幅なインフレを甘受する代わりに、増税を回避するのが合理的な選択ということになる。
でも、上述したように、増税が遅々として進まず、財政赤字が累積していく様を見ると、大幅なインフレによって政府債務を削減する以外の選択肢はないだろう、というのが日経新聞のコラムに書いてありました。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
思秋期
ようやく、湿気が抜けて、カラッとした空気になりましたね。 一体いつまでジメジメしているのか、と思うと、それだけでだいぶストレスでしたね。 とりあえずあと数カ月は湿気からは解放される、と期待したい。 それにしても、イスラエル対ハマスの戦闘も、一応形だけは停戦合意に至ったのか、正直よ...
-
日本の家計国際投資、財政、経常収支の相互関係に関する深掘り分析 I. はじめに:日本のマクロ経済構造における家計国際投資、財政、経常収支の相互関係 本レポートの目的と分析の視点 本レポートは、日本の家計による国際投資の動向が、国の財政の持続可能性および経常収支に与える影響について...
0 件のコメント:
コメントを投稿