増税かハイパーインフレか
増税によって財政再建をしようとすれば、高齢者世代の利益を現役世代の負担で護ることになり、大幅なインフレによって政府債務を削減しようとすれば、高齢者世代が蓄積した金融資産はパーになる。
増税が遅々として進まず、財政赤字が拡大の一途をたどっているところを見ると、大幅なインフレによって政府債務を削減する以外の手段による財政再建はムリっぽい。
つまり、増税によって財政再建をしようとすれば高齢者世代の利益になり、大幅なインフレによって政府債務の削減をしようとすれば、高齢者は損をする。
まとめると、こんな感じでした。
以上から言えることは、高齢者ならば増税を主張するのが合理的な選択ということになる。現役世代ならば、大幅なインフレを甘受する代わりに、増税を回避するのが合理的な選択ということになる。
でも、上述したように、増税が遅々として進まず、財政赤字が累積していく様を見ると、大幅なインフレによって政府債務を削減する以外の選択肢はないだろう、というのが日経新聞のコラムに書いてありました。
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