2025年11月20日木曜日

旬報社 (再掲)

 もし、日銀が目的としている2%の物価上昇が実現した場合、国債の発行金利が2%以上になるか、利回りが最低でも2%以上になるまで市場価格が下がります。なぜなら、実質金利(名目利子率-期待インフレ率)がマイナスの(つまり保有していると損をする)金融商品を買う投資家はいないからです。国債(10年物)の利回りは0.1%程度(2018年11月現在)ですが、それが2.1%に上昇した場合、何が起こるでしょうか。政府の国債発行コストが跳ね上がるのはもちろんですが、より重要なことは、国債価格が暴落し、国債を大量に保有している銀行に莫大な評価損が出ることです。 経済の論点 旬報社 72ページより

0 件のコメント:

コメントを投稿

英米哲学の挑戦ー文学と懐疑ー

 以前開講されていた、「経験論から言語哲学へ」の勢力尚雅先生と、古田徹也先生の放送授業ですな。 (単位取った。) 時間にも余裕があるし、いったん頭を空にしたら、また哲学を勉強したくなった。 勉強したい時に、いつでも勉強できるのも、放送大学の素晴らしいところ。 春休みに、最低でも2...