2023年9月3日日曜日

「東大なんか入らなきゃよかった」 (再掲)

「東大なんか入らなきゃよかった」っていう本 読んでます。 こんなリアルに 東大生の実態を 赤裸々に書いた本は、 今まで 出くわしたことがない。 メガバンクに 就職して ウツになった人も 気の毒だな、とは 思ったけど、 最近不人気で 東大からの供給が減っている 官僚の世界も、 あまりに 理不尽で、 官僚が可哀想で仕方がない。 これじゃ 人気なくなるのも 当然だ。 読んでいて、これはフィクションか? と思った。 話が少しズレるけど、 自分は 精神を病んだから、 意味のわからないレールから 良くも悪くも 外れられたのかな。 なんて 思えてくる。 「東大なんか入らなきゃよかった。」 この本読むと、 掛け値なくそう思う。 もちろん、 武蔵には 東大以外に行くところがない、 というくらい 優秀な人がいて、 羨ましい限り なのは間違いないのだが、 下手に 官僚なんかになったら、 地獄が待ってる。 許しがたいのは、 政策立案能力なんか これっぽっちもないくせに、 選挙に受かりたいだけのために 官僚をテレビカメラの前で 公開リンチする バカ野党議員。 それだけじゃなく、 政権与党も、 安倍からして、 蓮舫へのディスすら 官僚に書かせて、 漢字も読めずに 読み間違える。 この国の統治機構は 明らかにおかしい。 ほんとこの国は終わってる。 ガーシーとか今すぐ辞めろ。 いらねー。 子供の頃から思ってたけど、 マスコミはマスコミで、 ネタに困ると すぐ 行政、あるいは官僚をバッシングする。 国民も喝采を浴びせる。 あれはマジでモラルハザードとしか言いようがない。 この国潰れるわ。 今だに 財務省の役人が悪で、それと戦う安倍さん、みたいな構図を信じてるバカがいるんだからね。 東大生も大変だな・・・ 翻って、自分は今ものすごくオイシイ位置取りにいることに気付かされる。 まったく働いてなくても 障害年金もらえるし、 母親と自分の 公的サポートで、 ヘルパーさんまで来て ぜんぶやってくれる。 勉強もしたい放題。 これ パラダイスじゃん。 そら、 障害年金もらえるレベルで 精神病むのもなかなか至難の業だけど、 正直 今朝方、 この本を読むまでは、 よっしゃー 障害者枠で 市役所で働くぞーって本気で思ってたけど、 ちょっとそんな気失せるね。 まあ 十把一絡げには言えないんだけど。 この国はオカシイ。 ・・・読了。 最後の仙人みたいな 半世捨て人の話も面白かったな。 こういう人もいるから、 東大ってやっぱりなんだかんだ 深みがあるんだろうな。 SFCでは まずお目にかかれない。 いたとしても、 いなかったことにされる。 SFCの、そういう”清潔さ”は、 正直まったく好きになれない。 それはともかく、 自分がこの本読んで、 いま自分がいかに恵まれた立場にいるかわかったから、 現状維持でいいや、 と言ったら、 母親がむしろ 急に元気になった。 やっぱり 一人は寂しいようだ。 ・・・ふと思い出して、 引き出しの中から 2022/11/2 付けの日経新聞1面の記事を 引っ張り出してきたけど、 例えば、 福田達夫みたいな、 若手のホープ、 つまり 将来の首相候補に 気に入られた 官僚は 意気軒昂としているが、 そうではない 官僚は、 単調な事務作業をやらされて どんよりしている、 なんて 話が書いてあった。 「政策決定を『官邸1強』で進めた結果、首相の周辺で働く官僚の発言権が増して『秘書官政治』とも呼ばれるようになった。」 また、 「こんな課長になりたいと思うわけない。野党の『国対ヒアリング』で上司が糾弾されるのを見た20代の財務官僚は漏らした。国会への提出資料や閣僚答弁の作成・読み合わせで深夜まで働いた末がこれかという悲観がまん延する。」 とも 書いてあった。

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