2023年4月6日木曜日
国家をつねにこの世の地獄としてきたのは、それを天国にしようとする人間の努力にほかならない。 フリードリヒ・ヘルダーリン
もし
政治の世界が
完全に
人工知能に
取って代わられれば、
果たして
理想的な
政治が
行われるのだろうか?
仮に
人工知能が
需要と供給を
完全に
予測し尽くす
ことが
出来たとして、
ならば
完璧な
計画経済を
今こそ
実現させられる
という
のだろうか?
それとも、
もっと
自由放任な
社会を
作り出すのだろうか?
人工知能が
過去のデータから
学ぶために、
前時代的な
偏見、
例えば
ジェンダーなどに
関して
女性に
不利な
過去を学習してしまう
危険性を
スプツニ子!氏
などは
指摘しているが、
人工知能が
学習するという
その
具体的な
範囲は
どこまでなのだろうか?
完璧な
計画経済を
実現しようとするなら、
それは
ディストピアかも
知れない。
確かに
セブンイレブンに
行けば
なんでも売っている。
あるいは
それだけ
魅力的な商品が
揃っている。
あるいは
CMの力によって
そう
思い込まされている
のかも知れない。
いずれにせよ、
こちらの
欲しがる、
欲しがりそうなものが
既に
店頭に揃っている、
ということは、
ちょっと
怖い
ことなのかも知れない。
コンビニに
行けば
なんでも
手に入る、
という
現実は、
個人の
孤立化を
深める
危険性が
あるのではないか?
物資的な
欲望、
それに
附随する
物語性が
満足のいくまで
充足された
消費者は、
私的領域に
閉じこもり、
もはや
公的な問題、
政治の問題
に関心を
寄せなくなってしまう
危険性はないのか?
そこにおいて、
人は
どんな
価値観を
持てば良いのだろうか?
人工知能は
価値観を
教えてくれない
らしい。
価値観を持たない
人工知能に、
政治を
任せる
危険性は
ないのか?
価値観を
持たない
「貧者」は
せいぜい、
自分の身の回りに
関して、
自分は
平均以上の
人間だと
思いたい
と
常に願いながら、
むしろ
必死で
経済的豊かさを
渇望することに
終始して
しまうのではないだろうか?
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