2023年2月20日月曜日

人間にとって貧困とは何か

授業が 面白かったので、 教科書を 買ってみた。 基本的に 放送大学の 教材は 市販されている。 この 科目は 2022年度2学期をもって 閉講されてしまい、 もしかしたら それに 伴い 中古でしか 手に入らないのではないか、 と 思い、 購入。 本棚に一冊あると カッコいいよね。 ・・・どっから 読んでも面白い。 一度通して 授業を聴いた、 というのもあるが、 どこから ページを繰っても 味わい深い 言葉が 並んでいる。 https://www.youtube.com/watch?v=JOLTivwdOw0

2023年2月19日日曜日

レポートネタ <アンチ・オイディプス>入門講義より

 ニーチェが『道徳の系譜学』で、「負債」という抽象的な概念が、人々を縛る道徳の起になったという議論をしているからです。  生身の身体に刻まれる「最も残酷な記憶術」というのは、カフカの『流刑地にて』に登場する、身体に文字を刻み込む機械のことを念頭に置いているのでしょう。  この機械が各人の身体に、お前にはこれこれの負債がある、更には、お前の家はどこそこの家に対してこれこれの「負債」を負っている、という記憶を「言葉」として書き込んで、その人物の「大地機械」の中での位置を確定するのでしょう。  そういう言葉を各人の身体に書き込むと、”書き込み以前”の古い記憶、「胚種的流体」の記憶は抑圧され、神話の中にその痕跡をとどめるだけになる、ということでしょう。  無論、”書き込み以前”の記憶が抑圧されている可能性も否定できないわけですが。  <アンチ・オイディプス>入門講義 仲正昌樹 作品社 p.243より  ・・・予めネタを仕込んで置かないと、なかなか面接授業の終わりにアドリブでレポート書くのはしんどい。 これで単位来るかどうかは、評価するほう次第だけど、取れないにせよ、何も書かずに教室から去るのはツライ。

2023年2月13日月曜日

社会・集団・家族心理学

森津太子先生の 講義ですな。 社会心理学と 聞くと、 なんだか 身構えてしまいますが、 実際には ある程度の 年齢を 重ねた人だったら、 うんうん。 あるよね、そういう話。 と 頷ける 内容でした。 さすがに 放送大学で トップクラスの 人気を誇る 先生だな、 と 思わされました。 ・・・一眠り してから、 第3回視聴。 へえー、 面白いね。 うんうん。 あるある。 心理学って こんなことまで やってたんだね。 心理学も なかなか 馬鹿にできないというか、 知ってるだけでも 生活の役に 立ちそうだ。 一種のライフハックだね。 むしろ、 自分はなんて 下手な生き方を しているんだろう? と 思い始めた。 第4回 視聴。 認知と感情。 自分が 往々にして やたら 内省的なのは、 ひたすら メンタルが しんどい 状況に置かれてきた からかも 知れない。 森先生の講義によれば、 人間は ポジティブな感情の ときには、 環境を変える必要がないから、 あんまり 労力を要する 認知の仕方を しないらしい。 ネガティブな感情の ときには、 その逆で、 良くない環境にいるから、 やたら 労力の要る 認知の仕方を してしまうらしい。 考えれば考えるほど 疲れるってこと、 あるよね。 第5回 視聴。 なんか、 今まで 神経を研ぎ澄ます ことが 良いことだと 思ってたけど、 それが 時として 無駄に 疲れるだけだ、 ということを ようやく 自覚し始めた。 ネットの言論とかにも、 いちいち 特に 感じなくなった。 どうせ 発信してるやつも、 大して 考えてないだろうし。 考えるべき時に 考える能力があることは 大事だけど、 つねに 考えすぎは 疲れるだけ、 ということを 学んだ。 第6回。 また面白い話でした。 とりあえず ここまで 視聴して、 科目登録するのは 決まり。 また 第1回から 見返そう。 その 価値のある 授業内容。 ・・・と 思ったけど、 めんどくさいから 続行。 第7回視聴。 毎回、 うんうん。 そうだよね。 と 頷ける話がある。 難しく感じる話も、 森先生が わかりやすく 噛み砕いて 話してくださるので、 ちゃんと 聞いてりゃわかる。 と、ここまで 一連の心理学の授業を 受けて、 いかに 自分で自分に 呪縛をかけてきたか ちょっとは 自覚できたけど、 まー 我ながら よーやったね。 武勇伝を書く 趣味はないから 省くけど、 自叙伝書けるよ。 (いつかそのうち。) 笑っちゃうくらい すげえよ。 ほんと 我ながら よくやったもんだ。 ・・・一眠りしてから、 第8回 視聴。 授業とは関係ないんだけど、 なんかなー、 どうしても この病気って、 結局は 色眼鏡で 見られちゃうんだよなー。 どんなに 頑張って、 人並みに 近づいたと 思っても、 病気ということが 相手に 実感として 伝わると、 もう 「そういうカテゴリー」の 人、 っていう 枠で 括られちゃんだよなー。 それはもう、 どんなに 頑張っても 崩せない。 一人の人間として、 枠に嵌めないで 見て欲しいのに、 どうしても 周囲の 精神を患った人から 類推して、 俺は こんな人なんだろう、 という 決めつけで 見られてしまうのは 悲しい。 つまり、 「精神病んでるひと」という のも、 人間を構成する 要因の一つではあるけど、 それが すべてではない。 ちょっと そういう 「枠」に 囚われ過ぎなんじゃないかなー? こんだけ 頑張って、 ああ、あなたは ビョーキですね、 て 目で見られると、 じゃあ どこまでやったら 俺自身を 見てくれるんですか? と 言いたい。 病気を個性だとか ヌルい言葉で 誤魔化すつもりは ないけど、 じゃあ あなたは 100% 正気な人なのですか? と 言いたい。 第9回 視聴。 とりあえずここまでで 講義の内容は 一区切り。 次回からは、 集団心理学と 家族心理学。 ・・・ふああ、 よく 寝たぜ。 不思議と 頭がクリアーになった。 森先生が 第9回までが 社会心理学で、 その後は 集団心理学と 家族心理学、 と 仰っていたので、 第9回までで 一区切り。 そのせいか、 第9回まで 視聴したら、 一眠りして 頭の中が 整理された 感じ。 気を取り直して 続行! 第10回 視聴。 森先生の講義は 感覚的に あっという間に 終わるね。 今回は、 集団心理学ということだが、 心理学概論と 被る話も 多かった。 しかし、 色々と 考えさせられる話。 集団に 全く同調しないと 思ってる 自分でも、 あー、 こういう シチュエーションだったら、 集団に同調せざるを得ないかな、 という ケースもあった。 それはそれで 必ずしも 悪くはないけど。 また、 少数派であっても、 声を挙げ続けることは 集団全体の 意思決定を 変える 可能性がある、 ということも 面白い話だった。 心理学を 勉強してると、 自分の 人間嫌いも ほぐされていく 感じがするね。 選択肢が 増える。 第11回 視聴。 集団的葛藤。 ゲーム理論に始まり、 共有地の悲劇、 と、 ずいぶん 趣向が違うので 面喰らったが、 最後まで見れば 非常に 有益な 内容でした。 森先生 うまくまとめてるなー。 これは 政治学の 授業の レポートとかにも 応用できるぞ。 まさに 集団心理学。 お見事! 特に、 身内贔屓の話は、 大学のサークルで これでもか と言わんばかりに 痛烈に 体験したから、 負の経験であっても、 それが 心理学的な 裏付けを 得られるならば、 まあまあ 経験のうちかな? と 感じる。 第12回。 家族心理学。 家族というと、 自分には あまりにも ドロドロし過ぎてて、 安易に語って欲しくない。 そんな単純じゃない。 とりあえず 第11回までの 内容を ちゃんと理解してれば 単位は来るだろうから、 この授業に関しては ここまでにしておこう。 乙。 ・・・気を取り直して もう一度見てみたが、 面白くない。 そもそも 家族心理学が 社会心理学の対象として 語られ始めたのが 比較的最近のことらしく、 社会心理学が ご専門の 森先生にとっては、 文字通り 専門ではないようで、 あんまり 深い内容とは 思えない。 現代における 家族という 難しいテーマを 論じるには、 それこそ 「アンチ・オイディプス」 くらいは 参照して いただかないと。

2023年2月1日水曜日

一目均衡 日経新聞2023/1/31 より

会計はさっぱり わからないし、 指標の見方なんかも 全然 わかんないんだけど、 以下抜書きの コラムの見方は、 ちょっとした ヒントになるな、と思いました。  そもそもPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回るのは、 資本コスト(市場が求める最低リターン) を上回る 自己資本利益率(ROE) を上げていないからだ。 これらの企業は株主から預かった資本を毀損しており、 事業を続けるより資産を処分して 解散した方がいいことになる。 PBR1倍割れは、 市場から 「上場失格」 と みなされていることを意味する。  メガバンクですらPBR1倍割れてるなんて話もありますからね。 面白い視点ですね。

思秋期

ようやく、湿気が抜けて、カラッとした空気になりましたね。 一体いつまでジメジメしているのか、と思うと、それだけでだいぶストレスでしたね。 とりあえずあと数カ月は湿気からは解放される、と期待したい。 それにしても、イスラエル対ハマスの戦闘も、一応形だけは停戦合意に至ったのか、正直よ...