2022年12月29日木曜日

ポピュリズムとは何か 中公新書

ネットで 「ルサンチマン 政治」で ググってみたところ、 色々出てきましたが、 これだ! という検索結果が得られなかったものの、 シャンタル・ムフ、という どこかで聞いた 名前が出てきたので、 Amazonで 検索かけたら、 関連図書で、 「ポピュリズムとは何か−民主主義の敵か、改革の希望か」 (水島治郎 中公新書)が 引っかかって、 サンプルを読んでみたら、 面白そうだから、 購入して キンドルにダウンロードして、 読んでます。 石橋湛山賞を受賞しているだけあって、 文章も軽妙、 含意するところも深いです。 新書だから安いしね。 ウキウキ♪ これだ! 「エリートに対する人々の違和感の広がり、 すなわちエリートと大衆の『断絶』こそが、 ポピュリズム政党の出現とその躍進を可能とする。 ポピュリズム政党は、既成政治を既得権にまみれた一部の人々の占有物として描き、 これに『特権』と無縁の市民を対置し、 その声を代表する存在として自らを提示するからである。」 「二十世紀末以降進んできた、産業構造の転換と経済のグローバル化は、 一方では多国籍企業やIT企業、金融サービス業などの発展を促し、 グローバル都市に大企業や高所得者が集中する結果をもたらした。 他方で経済のサービス化、ソフト化は、規制緩和政策とあいまって 『柔軟な労働力』としてのパートタイム労働や派遣労働などの 不安定雇用を増大させており、低成長時代における 長期失業者の出現とあわせ、 『新しい下層階級』(野田昇吾)を生み出している。」

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曽根崎心中 (再掲)

愛という感情が日本の歴史上にも古くから存在していたことは、 源氏物語にも書かれていることで、わかる。 しかし、 日本の宗教観念には、愛を裏打ちするものがない。 改行(節目節目で改行がある方が効果的。以下、同じ。) 曾根崎心中は、 男が女郎をカネで身受けしようとするが、...