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古典をナメてはいけない

世界卓球の中継をしている。 解説の水谷隼さん、 初めて見た時、 過去の経験から、 かなりいけ好かない人なのかと 思い込んでた。 なぜかというと、 SFCで、 俺が病気になる直前だけど、 サッカーサークルに 新入生として 入ってきたクソガキに顔が似てるから。 水谷隼さんは素晴らしい人だけど、 水谷さんに似てるそのクソガキは、 会って数時間で 俺に対して 「生理的に受け付けない」とか ほざきやがって、 デカい口ばっかり利いてた。 全くの素人のくせに。 つってもワタシ模範人間 殴ったりするのは ノーセンキュー♪ ところで、 お前みたいな軽薄で、 キレなさそうなヤツは 年上だろうとなんだろうと、 踏み台にする人間がいたとしよう。 そこで、 周りの人間がお前のようなヤツばかりだとしたら、どうする? 一つの現実的な安全策としては、 紳士協定を結んで、 それ以外の スケープゴートを設定して、 いじめる、という方法だろう。 これは確かにありそうなことだ。 では、もし仮に 社会の全員がお前のようなヤツだとしたらどうする? それはもう、 いくら紳士協定を結んだところで、 果てしない猜疑心に悩まされて、 ついにはお互いを殺戮し始めるだろう。 これが、まさに トマス・ホッブズが言うところの、 「万人による万人に対する闘争」であり、 「自然状態」と呼ばれるものだ。 そのような悲惨な状態を解決する手段として ホッブズが導き出したのが、「リヴァイアサン」だ。 社会の構成員が、自らの、生存権以外の権利を、 一斉にリヴァイアサンに預けることによって、 社会の秩序を構成する、という発想が、 社会契約論のそもそもの始まりだ。 この話を、山岡龍一先生の面接授業で 何回も聴いた。 https://www.youtube.com/watch?v=8zSODUOoE8w

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夏目漱石とアドルノ:「それから」を題材に (再掲)

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旬報社 (再掲)

もし、日銀が目的としている2%の物価上昇が実現した場合、国債の発行金利が2%以上になるか、利回りが最低でも2%以上になるまで市場価格が下がります。なぜなら、実質金利 (名目利子率-期待インフレ率) がマイナスの (つまり保有していると損をする) 金融商品を買う投資家はいないからです。国債 (10年物) の利回りは0.1%程度 (2018年11月現在) ですが、それが2.1%に上昇した場合、何が起こるでしょうか。政府の国債発行コストが跳ね上がるのはもちろんですが、より重要なことは、国債価格が暴落し、国債を大量に保有している銀行に莫大な評価損が出ることです。 経済の論点 旬報社 72ページより

据え膳食わぬは男の恥 (再掲)

20年前、 2003年の大晦日に 館林の 中学の同級生の家に 集まって、 もう 彼ら カラオケとかボーリングじゃ 飽き足りなくなってて、 車の免許も 持ってるから、 太田の 歓楽街に連れてかれて、 オッパブ行くことになって、 しょうがないから 付いてった。 今だに キャバクラすら 行ったことのない俺が。 出されたものは 丁寧に頂戴しないと、ということで、 丁重に いただいたら、 風邪ひいた。 そうだよね。 知らねーオッサンと 間接キスしてるのと 同じだもんね。 人間20年もあれば 成長するな。 他のやつは オッパブのあと ピンサロとか行ったみたいだったが、 俺は 勘弁してもらって、 屋台のドネルケバブ食ってたら、 連中とはぐれて ケータイも彼らの 車の車中に置いたまんまだったから、 しょーがねーから 太田駅まで行って、 始発で羽生帰ろうと思って コンビニで立ち読みして 時間潰してたら、 探しに来てくれた。 やっぱ 俺の考えることは 理解しているらしい。 もっとも、駅前にいなかったら それ以上 探さないとは言ってたが。 今じゃ みんな立派になったよ。 外科医とか物理学者とか消防隊員とか。 フラフラしてんのは 俺ぐらいだね。 でもまあ、中学の同級生と 年末に集まったのは それが 最後になっちゃったな。 (あれ、違ったかな? あんま覚えてない。) たぶん 会っても、話が噛み合わない。 共通の話題といったら 共通の知り合いの話ぐらいしか ネタがないし、 言うまでもなく 自分は 彼らとは 高校違うから。 彼らみんな理系だから、 ド文系の俺の話には 興味ないし、 俺も 理系の専門的な話は まったく わからない。