貧困

貧困が真にヤバいのは、 それが結果的に政治的な「服従」を生み出す傾向があるということではないだろうか。 貧困は誰かのせい、あるいは、構造のせい、となれば、 それを排除したり、矯正したりする政治団体に、 盲目的と言えるほど、服従してしまう。 小泉も安倍もそうだった。 それが裏切られると、手のひらを返したように、やり玉に挙げられる。 貧困というのは、まさに政治学的な問題なのだ。 現代の日本社会のように、 成熟した社会を、 劇的に変えるような政策は、 どのようなものであれ、 やってはいけないと思われる。 アベノミクスもそのような外観を帯びていたが、 左翼がヤバいのは、 自分たちの正当性を 疑うことをせずに、 社会を 劇的に変えようとする 発想であり、行動力だ。

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