2022年9月4日日曜日

カール・シュミットの政治理論(再掲)

人間は人間を赦し得る、と言いながら、カール・シュミットの友・敵理論を紹介するのは矛盾するように見えるけど、山岡先生が強調するのは、カール・シュミットにおいては、結合の強度の問題で、それは敵の存在によって強くはなるものの、問題はどこまでも(結合の)強度の問題で、敵のことを嫌いだとか好きだとか、経済的な利害関係の問題ではない、と仰っていました。 それどころか、カール・シュミットは、私仇と公敵を区別し、公敵は尊敬さえもしなければならない、と論じているそうです。 その含意は、世界から完全に敵対関係が無くなることはあり得ない、むしろ、無理に無くそうとすれば、新たな暴力を生む、ということでした。

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