2022年8月4日木曜日

政教分離原則

日本の政教分離って、判例から見ると、明らかに神道をターゲットにしてるよね。 自民党と旧統一教会との癒着に絡んで、 フランスを例に挙げて、 フランスはこんなに政教分離やってます、 みたいなこと言われてるけど、 フランスは、大革命時代に、それこそ宗教を全否定して、 教会の財産全部没収して、ブルボン王朝がこさえた借金返済に充てたりとか、 果ては理性の神殿建てちゃうとか、 そこまで一度行っちゃってる国だから出来る離れ業であって、 日本が真似出来るはずがないし、 真似するべきとも到底言えない。 それは、「原則」っていう言葉に騙されてる。 実際に、アメリカの政治は、ガチガチのキリスト教保守派の影響なくしては語れないし、 ユダヤ人(←そもそも「ユダヤ人」とは誰か?)が基本的に信仰しているユダヤ教を否定するアホな政治家はいない。 もしアメリカで、田原総一朗みたいに、「ユダヤの陰謀」などと政治家が口にしようものなら、間違いなく一瞬で政治の世界から永久追放される。 高橋和夫先生の「中東の政治」 第一回の放送授業は、 ケンタッキー州にそびえる「実寸大」のノアの方舟が映し出されるが、 それはギャグで造ったわけじゃなく、 大真面目に聖書の記述にある通り 大洪水がやってくる、と 大真面目に信じてる人が少なからずいる、ということを示している。 日本の教育は、理系偏重で、 こういう政治的常識の教育が完全に欠如している。 そもそも、日本の教育行政は、ついこの間まで、グローバル社会だから英語が出来なければ駄目だ、 と騒いでいたのに、 急に、学生の半分を理系にする、などと言っている。 こんなにしょっちゅう軸足が定まらないのは、滑稽としか言いようがない。

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