2022年8月26日金曜日

統一教会

仲正昌樹先生は、 10年くらい旧統一教会に関わってたそうだけど、 マルクス主義を悪魔扱いする 旧統一教会の教義に触れるなかで、 実は マルクス主義がキリスト教の転倒であることに気付いた、 みたいなことを何かの著作で書いてあったけど、 そこを気づきの出発点として、 もともとは バリバリの理系である 仲正先生が、 今では 一般人でもついていける 現代思想の水先案内人のような役割を果たしているんだから、 少なくとも その面においては、旧統一教会は存在意義があったと思うんだよね。 日本において無惨にも忘れられていた マルクス主義を、それが現代思想の潮流の川上であることを 濃厚に意識しながら、 日本人の知的レベルの向上に多大なる貢献をしている 仲正先生を自分は尊敬しているし、 何かしらの価値体系(旧統一教会)で世界を説明し尽くそうという試みが、 それがどんなに有害であろうとも、 それが有害であるという気づきを齎すという一点において、 価値のある試みだと思うのよ。 だから、 宗教を否定してはいけない、と思う。

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