2022年8月25日木曜日

父親

自己中だったし、 欲が深いと言えばそうなんだけど、 人生最期の最期まで めげなかったのは、 正直偉いなと思うわ。 父親が 官僚じゃないけど、言ってみりゃ天下ってきて、 高崎に舞い戻ってきて、 後から社長の座に就いたわけだけど、 自分が初めて 父親が差配する会社の事務所を見た時、 え、思ってたよりショボい。。。 と感じてしまった。 バブル真っ盛りの時期に銀座で飲み歩いたような 父親が、 こんな鄙びたところに また戻ってきて、 よくまたやる気起こして 会社の業績を立て直したもんだな、と思うわ。 リストラ断行して、人から怨まれても。 あとあと全国組織のほうでも要職に就いてたみたいだけどね。 そういう「政治」が好きなんだな。 脳卒中おこして ついに仕事からリタイアしても、 株に熱中してたし。 亡くなる前日に面会したときも、 変わらなかったね。 欲と言えば欲なんだけど、 最期まで人生を投げなかったのは偉いと思うわ。 毎晩夜間採尿してた頃は、 自業自得だろ このクソジジイ!って思ってたけど、 いま遺影見てたら、 ちょっと泣けてきたわ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

妄想卒論その7 (再掲)

「ウォール街を占拠せよ」 を 合言葉に 米国で 反格差のデモが広がったのは 2011年。 怒りが新興国に伝播し、 米国では 富の集中がさらに進んだ。 米国の 所得10%の人々が得た 所得は 21年に全体の46%に達した。 40年で11ポイント高まり、 ...