2022年7月6日水曜日

数学ぎらい

永野裕之さんという方の数学1・Aの本をキンドルで買って、ちょっと面白そうだし、キンドルだと読みにくいから、新書をアマゾンで注文して、届くの待ってる。 この手の本はさんざん試してきて、結局たいして得るところがなかったけど、今度ばかりは期待できるかも知れない。 高校数学って、高1で対偶とか背理法あたりから、もうモヤモヤしてきて、早くもついていけなくなる。 でも、そういうモヤモヤを持つのは、実はまともな知性を持っていることの証左であることも、分かってきた。 こっちとしては、めちゃくちゃ頑張って高校受験して入ってきてるから、わからないのはこっちの頭が悪いからだ、と思い込んでた。 予備校でもそういう肝心なことは教えてくれなかったから、結局どの学校でも同じなんだろうけど、まず、対偶と元の命題の真偽がなぜ一致するかの証明は、実はそんなに簡単ではないこと、 背理法もそんなに無敵の論法ではないし、 しかも、入試問題は、背理法の弱点が露呈しないように、入念に作られてる、とか。 そういうことを先に教えて欲しかった。 武蔵は、学問の自由とか言いながら、 肝心なことは教えてくれないし、 しかも、 ほこりっぽいアカデミズム、言い換えれば、 学問的権威主義の空気が横溢していて、 そういうところはほんとにイヤだった。 ただ、そういう権威主義に対するカウンターカルチャーというか、 真面目くさった合理主義に対するアンチテーゼとしての 道化を演じる精神は根付いていたし、 学校側も、そういうところはかなり懐は深かった。 自分が武蔵を辞めずに済んだのは、 一緒に道化を演じてくれる友人や、 学校側の懐の深さによるものだと思う。 慶応SFCは ガチガチの合理主義者ばかりの純粋ファシスト養成機関で、 道化の哀しさなんか理解できるやつは ほとんどいなかった。

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