2022年6月30日木曜日
ふと思った。
第一次所得収支も、
ドルを円換算してる部分がかなりあるし、
また、
日本国内の家計部門の貯蓄が海外に投資されても、
それも統計上は黒字として計上されるし、
結局、
経常収支、
もちろん黒字に越したことはないけど、
黒字だからといって安心はできないし、
それ以前に、
経常収支を国の財政の健全性と絡めて論じること自体が、
それほど決定的ではないのではないか。
しかし、そうとなると、日本国債は誰が買い支えているのか?
というと、結局日銀ということになるんだろう。
2、3日前の日経新聞の1面に、日銀の日本国債保有比率が5割越した、と書いてあったし。
もちろん、海外投機筋が円安と日本国債売り仕掛てるし。
日銀が金融緩和修正に動くのを海外投機筋は期待してるようだが、なんかもう黒田総裁、というか、日銀も、意地になってるというレベルを超えて、飽くまでも負けを認めない青年将校みたいになってる気がする。
つまり、円安は放置、日本国債も、ひたすら買い続ける。
早くギブアップしたほうが痛みが少ないのに、最後の最後まで粘る気がして仕方がない。
もっとも、利上げ以前にイールドカーブコントロールから抜け出すことすら難しいんだから、急に金融緩和修正なんか出来るはずがないんだが。
FRBだって、細心の注意を払って慎重に市場と対話しながら利上げしててもこれだけ混乱があるのに、日銀がある日突然利上げなんかしたら、どんな混乱が起きるんだか。
でも、たぶんそれ以外選択肢がない。
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