2022年6月1日水曜日
庶民の声
値上げラッシュで、人々がどんなリアクションするのかと思ってネットサーフィンしたけど、多かったのが、やはり消費減税と、金融政策はやめて財政政策で経済を支えるっていう話ね。
前者は、財政再建のことになると理屈では通用しない話になるので、とりあえず後回しにして、後者の話をする。
財政政策で経済を下支えする、というと、具体的には(財源足りないから)赤字国債発行しろって話になるんだけど、その赤字国債を誰が買うか?って言ったら、もう日銀しかいない。
だから、金融政策と財政政策はセットにならざるを得ない。
つまり、財政政策に依存するってことは、金融政策に依存することと同じ。
だから、日銀は泥沼の金融緩和から抜け出せない。
金融緩和からの出口戦略を語っただけで、国債の価格が急落して、金利が急騰する可能性がある。
発行済日本国債の半分を日銀が保有していると安倍が堂々と言ったように、国債価格の急落は日銀の財務状況を極度に悪化させる可能性がある。
財務状況がヤバい銀行が発行する紙幣(この場合日本銀行券、つまりお札)の価値を信用する人いますか?
従って、円の信用を担保するには、国債の信用を担保することが必要になる。
それはすなわち、増税が必要になるということ。
政策割当の原理の話は何度も上げたから、とりあえずここでは言わないけど、経済成長なきインフレは、人々の厚生水準を低下させる、従って財政出動が必要になる、しかし、それでは財政が悪化するので、増税が必要になる。
ざっくり言うとこんな感じです。
https://jp.reuters.com/article/column-suzuki-akihiko-idJPKBN2F60HR
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