2022年5月4日水曜日

無理ゲー

維新の会が、資産課税を検討してるってんで、ネットが騒然としてるらしいが、まあしょうがないでしょ。消費増税って言葉を聞いただけで、国民が狂ったように反対するんだから、別口で取るしかねーじゃん。円安の裏には日本の財政に対する不信感もあるわけだから、いくら民間部門の貯蓄があるから財政大丈夫って言ったって、法律の根拠もなく徴収できんでしょ。仮に年度ベースで見て経常収支が黒字、つまり政府部門の赤字を民間部門の黒字が上回っている、と言ったって、徴収するには法律の根拠が要る。経常収支の黒字の源泉となる第一次所得収支の黒字だって、企業の保有するドルを円に換算して計上してるだけで、そのカネは企業が海外の買収とかに使うだけで、国内には還流しない。つまり、もう国民の財産からどうにかして取るしか選択肢がない。企業から徴収しないのは不公平な気もするが。山本太郎は憲法記念日に合わせて、弱者救済の積極財政を唱えたらしいが、バランスシートの裏付けもなくただカネ刷って配れ、という極論から脱皮したのは大きな進歩だとは思うが、財政出動すれば、クラウディング・アウト効果で金利が上がる、そうすると国債の利払いがヤバいから金融緩和で金利を下げる、そのために日銀が国債を買う、という、結局今まで安倍と黒田がやってきたことと変わらないことに、まだ気づいていないようだ。イヤダイヤダ言うなら、原発を再稼働させて、原油の輸入を減らして、貿易赤字をちょっとでも減らすぐらいのことは受け入れなければならない。一番ヤバいシナリオは、日本人自身が、資産を円で保有することが損だとばかりに、大挙して海外通貨に資産フライトさせること。そうなると円安が止まらなくなる。https://jp.reuters.com/article/japan-economy-idJPKCN1QP0DX結局、コロナ禍と、アベノミクスという事実上の財政ファイナンス政策を続けてしまったことが、日本の寿命を縮めてしまっただけのこと。

1 件のコメント:

  1. 非常に有益なサイト https://business.nikkei.com/article/interview/20150302/278140/031200004/

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曽根崎心中 (再掲)

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