矜持

 ようやく、俺も、名実ともに武蔵の一員になれた気がする。

正直に言って、自分はずーっと武蔵という、自分には身の丈に合わない服を着ているような感覚だった。

それは、もちろん高校から入った、いわば「外様意識」がどうしても抜けなかった、ということだが、それも、ようやく、俺も掛け値なく武蔵の一員なのだ、と思えるようになった。

それは、決して不遜ではない。

なぜなら、それが正真正銘、俺のサイズに合っているからだ。

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