「キャッチャー・イン・ザ・ライ」 J.D.サリンジャー 村上春樹訳 白水社 

J.D.サリンジャーの作品ですね。 「ライ麦畑でつかまえて」のほうが 人口に膾炙してますね。 またしても 村上春樹訳です。 出版が 白水社ってとこもいいよね。 地味だけど 良い本を出します。 と、いうか 村上春樹訳の作品なので、 買いました。 税抜きで880円です。 初っ端から ハルキ節 全開ですね。 なかなか いいもんですよ、 文学って。 ・・・いま3月4日 午前03:10頃です。 なんだかんだ 読んでるうちに 第4章(?)の手前まで 読んだ。 やはり、読ませるね。 村上春樹は。 とりあえず 一晩でこれくらい読めば 十分だろう。 ・・・3月4日 午後16:45頃です。 すげえな。ほんとに雪降ってきた。 まあ、冬だから、こういう日もなくちゃな。 しかし、3月にもなって 遅ればせながら雪なんて降るのか。 えーと、第4章までは読んだ、と。 「ライ麦畑でつかまえて」っていうタイトルから 想像する内容とは まったく違ったな。 今のところ普通の学園生活。 まあすげえ読みやすいわ。 ・・・爆睡した。 日付け変わって、3月5日 水曜日。 午前00:15頃です。 第5章までよみおえた。 だんだん、書き言葉まで 村上春樹っぽくなりそうだ。 めちゃめちゃいい夢を見た。 あんまり中身については言えないが、 大学のクラスメートの女性が 超絶美人になってたりとか。。。 まあそんな夢だ。 たまにはこんな夢を見るんだな。 午前01:05頃です。 第6章までよみおえた。 こうやって小気味よく 章立てがされてるのも、読者には うれしいよね。 今のところ ほんとに普通の学園生活。 このホールトン、じゃない、ホールデンて 主人公は、後輩のKというやつに そっくりだね。 このホールデンがいつ退学するのかは知らないが、 後輩のKも、このホールデンみたいに 危なっかしいやつで、高校1年で 武蔵を辞めた。 ただ、文才があったらしく、 文筆業かなにかをやっているらしい。 午前03:15頃です。 第7章よみおえた。 まあ今晩はこんなところにしておこう。 確か1時間くらい前にクエチアピンを 服用した。 飲んでから1時間も経つと、 気にならないほど 完全に神経が安定する。 効果が切れると、 過去のこまっかいことを いちいち思い出して 疲れる。 まあ、うなぎのヌメヌメみたいなもんだ。 そういう保護膜がないと、 ほんとに心臓発作を起こしかねない。 ドライアイで乱視だが、近眼なので 新聞と本は読める。 それで十分。 あんまり見えすぎると、 かえってオジサン疲れる。 生来、視力はいいほうで、今でも 裸眼で生活しているが、もう ヤバい。 ・・・3月6日。 午後18:50頃です。 第8章よみおえた。 ガラッと舞台が変わって、 ホールトン、じゃない、ホールデンが、 列車のなかで 同級生の母親と談笑するシーン。 まあ、16くらいの男の子の頭の中ってのは、 えてしてこんなもんだ。 天使のようなみてくれをしているのに、 頭の中は せいぜいがバフンウニなのだ。 たまに、女性が 女の子はめんどくさいのを (自分が女だから) 知っているから、男の子が欲しい、という人がいるが、 16くらいの男の子の頭の中なんて、 所詮 この程度。 そんな、この年頃の男の子の頭の中を、 非常に 生き生きと描写している。 ライ麦畑はまだ 一切でてこない。 ・・・3月9日。 午前00:25頃です。 また読み始めた。 第9章を読んだ。 これまで、特段 なにか起きたって わけじゃないけど、 この(たぶん)主人公の 危なっかしいところが ちょっと 好きとは言わなくても、 とりあえず 青春時代の 危なっかしさや 青臭さが ある種 懐かしく 感じられてきた。 ・・・3月10日。 正午頃です。 第10章 読み終えた。 午後16:00頃です。 第11章 読み終えた。 まだまだ ライ麦畑は出てきそうにない。 この独特の語り口がね。 原文がそうなのか、 あるいは 村上春樹訳だからかなのか、 ストレートにズバッと ものを言えないで、回りくどい ものの言い方が、なんか 共感しちゃうんだよね。 自分も つい最近までそうだったし、 大人になると 割とかんたんに 意思疎通がシンプルで 楽になるんだけど、 なんかこう、うまく言えなくて どうしても 回りくどくなっちゃうところが、 懐かしくも 感じちゃうんだよね。 この 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」って作品は、 青春小説なんだけど、 日本のラノベとかにありがちな、 (例えば、読んだことないけど 涼宮ハルヒみたいな。) 学園生活✕異世界 モノとは およそ縁遠いんだよね。 確かに 主人公(?)も危なっかしいし、 折り目正しい お坊ちゃんてわけじゃないけど、 かといって 異世界と繋がってて どうのこうの ってんじゃないんだ。 そういうのって、安易だと 思わない? そこそこの学園ドラマに 派手な 異世界モノ要素を 取り入れれば、 売れちゃうってところに、 安易さを感じるんだよ。 そういう要素抜きで 「読ませる」ってところが、 この作家、そして 訳者としての村上春樹の すごいところだと思うんだ。 だんだん自分まで 書き方が 村上春樹っぽくなってきた。 半分近く 読み進めたから、ちょっと Googleの生成AIに あらすじを聞いたら、 衝撃的な展開を教えてくれた。 まあ、確かに これまで読んだ感じ、まとめれば そういうことなのかも知れないけど、 こんなまとめ方じゃ、およそ 文学的な香りは消し飛んでしまっている。 っていうか、結末に 愕然とした。 午後23:30頃です。 第12章 読み終えた。 ・・・日付変わって、 午前05:16頃です。 椅子に座りながら 寝てしまった。 それでも気分爽快。 第13章 読み終えた。 なんだろう、なんか この主人公に愛着を 感じ始めた。 こいつ童貞だったのか。 俺もだ。 そのくせ娼婦なんか 成り行きで頼んだのに、 一切なにも出来ずに カネだけ 払ってた。 面白いやつだ。 午前07:15頃です。 第14章 読み終えた。 だんだんシリアスに なってきた。 ・・・3月12日。 午前03:00頃です。 第15章 読み終えた。 なんだかんだ いい奴だな。 この ホールデン・コールフィールドって奴は。 午前08:50頃です。 第16章 読み終えた。 えっ、ライ麦畑ってこれのことなの? なんとなく 作者の意図がわかってきた 気がする。 つまりね、ぜんぜん エグい話じゃないってこと。 ちょっとばかり 哲学的な話に なってきた。 ・・・3月13日。 午前04:48頃です。 第17章 読み終えた。 分量的には だんだん 後半も 佳境に入ってきたね。 このホールデンて主人公、 かなり危なっかしいヤツで、 現実にこんなやつがいたら、 それこそ 施設か何かに入れられそうだけど、 この危なっかしさ加減が、なんか 同情を誘う。 ああ、俺も 若い頃これくらい 危なっかしかったかもな。 少なくとも 内面ではこれに近かったかも、っていうくらい。 といっても、俺は 理性的な、いや、歯止めが 効きすぎるくらい 効く人間だから、表立っては こんな 危なっかしいことなんて、 出来なかったね。 でも、内面は コイツくらい 荒んでいたんだ。 そういう意味では、この小説は 自分にとって 永遠の青春小説かも知れない。 いや、俺にとってだけじゃなくて、 どんな時代のちょっと 危なっかしい少年にとっても。 ・・・3月13日。 午後18:08頃です。 第18章 読み終えた。 突然 花粉症を発症した。 ・・・3月14日。 午前01:45頃です。 ほんと、毎日 真夜中に起きてるよね。 第19章 読み終えた。 いよいよ後半戦だね。 野球で言ったら、7回ウラが 終わったってあたりか。 とにかく読みやすいよね。 結構 分量あるし、こんなに読めるかな? って思うんだけど、 なんだかんだ 読まされる。 こうやって毎晩 わりと根つめて 本読んでるから、体力が落ちたのか、 突然 花粉症になったよ。 ほんとに突然にね。 午前02:32頃です。 第20章 読み終えた。 どうやら主人公 (ホールデン・コールフィールド)は 家に帰ることにしたようだ。 だんだん、文学ってものの ほんとうの価値が わかるような気がしてきた。 それは何よりもまず 読者としての 自分自身の役に立つものだ。 うん。 文学ってのはいいもんだ。 すべてがすべてとは 言わないが。 ・・・3月14日。 金曜日。 午前10:00頃です。 第21章 読み終えた。 どうやら次の 第22章で 「ライ麦畑でつかまえて」の 意味がわかるようだ。 ほんと読ませるよね。 昼の12:50頃です。 第22章 読み終えた。 ようやく、なぜこの本の タイトルが 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」なのかが わかった。 やっぱり結構 感動する。 グレート・ギャツビーもそうだったけど、 簡単な伏線を敷いておいて、 最後のほうで 持ってくる、ていうパターンだね。 そこまで読ませる 腕前には、尊敬の念を 禁じ得ない。 午後13:39頃です。 第23章 読み終えた。 ほんとに最終盤だね。 あとは、どう物語を 〆るか。 お手並み拝見。 午後14:55頃です。 第24章 読み終えた。 いよいよ 次の章あたりが クライマックスだな。 軽く緊張する。 ほんとに最後の最後まで 読ませるね。 午後21:06頃です。 第25章 読み終えた。 次は いよいよラスト。 案外 しずかに終わりそうだ。 9回裏 2ストライクってとこだな。 はい。 第26章 つまり終章 読み終えた。 いま 午後21:14頃です。 最後はあっけなく。 読み応えあったなー。 これで 税抜き880円は 安い!    

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