2023年12月6日水曜日

ひろゆき氏の動画

やる気のある無能 という 観点には、一部 同意しつつも、 有能無能を 判断するのって、 戦争っていう局限的な状況なら 判別するのは簡単かもしれないが、 今の日本みたいな平時に、 政治家とかならともかく、 一般人を アイツは有能だ無能だ、と 判別するのって、危険な発想なんじゃないかと思う。 それは 自分が有能だと思ってる人の発想。 有能な人が突然 転げ落ちたりすることはザラにあるし、 ひろゆき氏にしても、 今うまくいってるのは ある種の天敵がいないだけかも知れないし、 単純に ヌルゲーでカネ稼いでるから 有能です、というのは疑問。 それはさておき、 年金もらったりして 働かなくても困らない人は 本当に働かないと困る人の 職を奪うし、時給もさがるから 働かないでくれ、という話、 一理あるなと思いつつ、 しかし、これは トマス・ホッブズの考えたことだけど、 人間は ほっとくと 万人による万人に対する闘争 を 始めるのと同じで、 労働にしても、仮に今すごい カツカツというわけ じゃない人でも、将来を先読みして、 労働市場に参加する、というものではないだろうか。 ただ、俺みたいな障害年金もらってて 生活に困ってないやつが 地方自治体の障害者枠に応募して、 ほんとうに この枠でないと働けなくて困る人の 就労機会を奪うのはどうかな、とは 思った。 それと、 伊集院光がEテレの 「100分 de 名著」の アリストテレスのシリーズの時に 出した喩えで、 古典落語に与太郎という奴がいて、 特に 有能なわけでもないが、 アイツがいるとなんか 雰囲気がよくなるんだけど、 特段有能なわけでもないから、 与太郎みたいなやつが まっさきに リストラされる、みたいな話をしてた。 有能無能を安易に選別して 無能な人間は社会に参加しなくていい、という 発想は、結局 社会全体に跳ね返ってくる。 ひろゆき氏の意見に同意しかねるのは、 人が誰と付き合うか、を 考えた時に、 誰それが有能で 一緒に居るとメリットがあるからだ、という 理由だと、それは 本当に良い人付き合いではない、みたいなことを アリストテレスが言っていて、 確かにそれは当たってるな、と思う。 経済学的にも、カツカツでない人を 就労から遠ざけるには より多くの優遇措置を 与えるという結果を 招来するだろうし、それは 財政を逼迫させるだけでなく、 社会から活力を奪ってしまう結果にも なりかねない。 それだけでなく、そのオイシイ立場を求めて 本来なら働ける人まで モラルハザードを起こす危険性がある。 それは社会主義国家のやり方だ。 https://www.youtube.com/watch?v=E7gxUTpyRKU&t=325s

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