テクスト論
クリステヴァが書いていたことを
自分なりに
解釈すると、
テクストというのは、
その
時代の制約を
受けている。
つまり、
社会・経済・文化
等々
諸々の
要素から、
決して自由ではない。
しかし、
同時に
「読まれること」
によって
新たな解釈の
<可能性>
に
つねに開かれている。
みたいなことを書いていた。
テクストから、
当時の時代精神のみならず、
作者のアイデンティティー、
さらにそれを超えて
複数の
<意味>
(あるいは前=意味)
の
可能性に開かれている。
従って、
漱石のテクストに
『疎外』
を
読み込むことも、
あながち
無理筋ではないのではないか?
むしろ、
本当に
優れた
文学作品であればこそ、
現代に通じる
「読み」の可能性を
秘めている、と
言って
過言ではないだろう。
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