2023年9月6日水曜日

テクスト論

クリステヴァが書いていたことを 自分なりに 解釈すると、 テクストというのは、 その 時代の制約を 受けている。 つまり、 社会・経済・文化 等々 諸々の 要素から、 決して自由ではない。 しかし、 同時に 「読まれること」 によって 新たな解釈の <可能性> に つねに開かれている。 みたいなことを書いていた。 テクストから、 当時の時代精神のみならず、 作者のアイデンティティー、 さらにそれを超えて 複数の <意味> (あるいは前=意味) の 可能性に開かれている。 従って、 漱石のテクストに 『疎外』 を 読み込むことも、 あながち 無理筋ではないのではないか? むしろ、 本当に 優れた 文学作品であればこそ、 現代に通じる 「読み」の可能性を 秘めている、と 言って 過言ではないだろう。

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賢い人工知能は手段を選ばないらしい。

今朝の 日経新聞に そんなことが 書いてありました。 やっぱりね、 人間が 作り出したものだから、 なんていうか、 ホムンクルスみたいな もんなのかな。 賢い人工知能ってのは、 目的達成のためなら、 ほんとに 手段を選ばないらしいね。 逆に 怖いよね...