2023年8月12日土曜日

ルカーチ メモその28

マックス・ヴェーバーは 西欧社会の近代化を 分析するにあたって、 それを 普遍的な 合理化過程と捉えた。 その際に 彼は、 行為者の価値観が 介在する <実質合理性> と、 価値判断抜きで、 計算・計量可能性に 還元された 観点からの <形式合理性> を 区別する。 西欧の普遍的な 合理化とは この後者にあたる。 政治でならば、 無記名選挙の 投票などで 表される 民主主義の <形式性> や、 官僚機構の整備、 経済でならば、 労働、労働生産物を その 実質的価値 (個々の顔をもつ 労働者個人の 満足感や 生産物の 使用価値) によってではなく、 計量化された 商品の 匿名の市場に 占める位置 (交換価値) によって測る、 資本主義の発展などだ。 310ページ

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曽根崎心中 (再掲)

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