2022年7月25日月曜日
クリティカル・ヒット
父親の致命傷は、糖尿病と高血圧だった。
ちょうど同世代の定年退職するおじさん達が、
糖尿病で大量にヤバいことになり始めるころ。
医療の世界も、
糖尿病ビジネスに火がつき始め、
各種の啓発本が世に出回り始めていた。
母親が、
父親に泣いて頼んで、
頼むから病院に行ってくれ、と懇願して、
東京の糖尿病専門の病院に行くことになったんだが、
父親は、
どうせ検査だけだと言って、何百万も取るんだ!
とブチキレながら車を運転していたが、
その時助手席に座らされた俺は、
まだ精神病院から出てきて
半年も経っていない頃。
正直、なんでこの人は自分の息子にこんな酷い仕打ちをするんだろう?と思った。
もちろん、
その後治療費に掛かったカネは、数百万では済まなかったはずだ。
まあ、それぐらいの仕事人間じゃなかったら、
ごく身内だけで済ませるはずだった葬儀が、
あんなデカくなるわきゃねーわな。
母親が脳梗塞になってから半年も経ってなかったから、
自分は母親見守りで、
全部ねーちゃんに丸投げしたから、
話を聞いただけだけど。
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