洗礼

 自分が高校に入りたての時の体育祭で、ラグビーもどきというか、ラグビーっぽいんだけど、大人数で、だけどボールが沢山あって、かといって得点を競っている風にも見えない、という謎のゲームがあって、自分は何も知らないで、ただただボールを持ってグラウンドを走り回っていたんだけど、そんな俺を見て、シロマさんっていう有名だけど俺は新入生だから知らなかったヤンキーが、活きの良いシマウマを見つけたライオンのように、バンダナ巻いてニッコニコしながら俺を待ち伏せして、え?なにこのオニイサン?!と思ったら、俺のことを、ガッと捕まえて、グラウンドに叩きつけて、おまけに背中に蹴りまで喰らわせて、ボールを放したら、ようやく許してくれた、ということがあった。

そんな光景が、父兄が見てるのに、繰り広げられてた。

ある意味、キツい洗礼。

洗礼といえば、倫理の授業で、てか、倫理を教える専門の教師がいる、ということがまず驚きなのだが、それ以上に、その倫理の山本という先生が、何を喋っているのか、内容がまったく理解できない。

日本語で喋っているのは分かるんだが、内容がなにひとつ理解できない。

周りはみんな、寝ている。

俺は、新入生だし、マジメくんだから、マジメに聞いていたが、わからないので、そのうち同じように寝るようになった。

いや、抵抗はしたんだ。

「先生、句読点をつけて喋ってください。」と。

そうしたら、倫理の山本先生は、「(ゴニョゴニョゴニョ・・・)マル。これでいいか?」と言われたので、諦めた。

この世の中には、時として自分の力ではどうにもならない時があるのだ、と教えてもらった。

ちなみに、シロマさんは、ヤクザになるという理由で、武蔵を中退したらしい。

と、いう真偽不明の話がまことしやかに語られていた。

(自由すぎる・・・)


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