「はじめてのウィトゲンシュタイン」 古田徹也 NHK出版 (再掲)

 

 「肝心なのは、像とは、物事の見方や活動の仕方を曖昧に―つまり、多様な仕方で、あるいは未確定な仕方で―方向づけるものだということである。まして、像がそれ自体で何ごとか意味のある内容を主張しているわけではない。にもかかわらず、人はしばしば、『人間の行動は自然法則に支配されている』 とか 『人間の行動は石の落下や天体の運行のようなものだ』 などという記号列を口にし、その際何らかの像を抱くだけで満足してしまう。なぜなら、そうした記号列によって喚起される像が意味ありげだからだ。もう少し正確に言えば、その像が何かしら意味のある主張内容を示唆するからだ。しかし、それだけなのだ。像はそれ自体としては、人間の行動をどのように見るか、人間の行動に対してどのような探究や活動を 行っていくか、その方向性を大雑把に示すだけなのである。」  136ページより引用  

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