不治の病
はい。
頻脈です。
治りません。
頻脈が治らないっていうより、この、統合失調症って病気が治りません。
薬があるから生きていけるけどね。
こんなにしょっちゅう頻脈起こしてたら、還暦まで無事に生きられるとは思えない。
俺さ、イヤなんだよね。
参政党のセミナーでナニ吹き込まれたか知らないが、中学の同級生に向かって、平然と「薬は石油から出来てるから効くはずがない」とか「こんな薬を飲んでるからよけい妄想が酷くなるんだ」とか言えるやつの無神経さが。
それにさ、言いたかないけど、俺は、ふつうの人だったら、無意識レベルで「働く」のために取っておいてある脳のリソースまで、「考える」のほうに使っちゃったんだよね。
だから、働く能力がない、というより、働くために取っておくべきだった脳のリソースを、生存のために考える、のほうに使っちゃってるんだよね。
それはまあさ、俺がいま、親戚の配慮のおかげでカネに困らない生活をしてるから、そんなこと言ってても暮らしていけるから、もしそれがなかったら、と考えれば、言ってくれるのはありがたいんだけどさ。
でも、やっぱり精神障害2級ってのは、ダテじゃないんだよ。
なんちゃってじゃないんだよ。
もちろん、こんな病気になったから、色々とベネフィットもあるよ。
でも、諦めなきゃいけないことも、結構あるんだ。
逆説的だけど、ストレスがなく、しかもそれなりの給料がもらえるように、と思って、英語をかなり勉強しても、日常の生活でそれだけアタマ使っちゃったら、脳がイカレちゃんだよ。
いくら、食ってくためと言えども。
確かに、それは脳のリソースの使い方を間違えただけと言えばそれまでなんだけどさ、ちょっとそこは理解して欲しい。
俺のために言ってくれてたってのは、わかるんだけど。
ごめん。
ほんとごめん。
都合のいい話だけど、やっぱり治らないものは、治らないんだ。
もう、わかってくれてると思うけど。
せっかく俺の将来を案じて言ってくれてたのは、十分わかってるし、そのことに関して、友達が少なからず良心の呵責を感じていることも、わかってる。
それが、優しさの裏返しだってことも。
でも、治らないんだ。
この病気は。
薬なかったら、死ぬしかないんだ。
そういう病気なんだ。
都合のいい話だけどね。
俺は、自分が長生き出来るとは到底思えない。
同情を買いたいわけじゃないし、もちろん毎日知的な生活をエンジョイしてる。
でも、いくら生産的で楽しいことでも、脳を使いすぎちゃ、ダメなんだ。
とはいえ、それは、俺が働くためにセーブしておかなければいけない脳のリソースまで、使っちゃってるってだけの話なんだけど。
でも、そういうことなんだ。
それはそれで、笑って済ませられるほど軽い話じゃないんだ。
とっくにわかってくれてるのも、わかってるけど。
ごめん。
ほんと、ごめん。
いつもいつも、俺のために気を遣ってくれてるのは痛いほどわかってるし、少なからず良心の呵責に苛まれてることも、わかってる。
とにかく、俺は、脳のリソースの配分を、間違えちゃったんだ。
いま、C-PAPしてて、ぐっすり寝てたけど、寝てる最中に薬の効果が切れて、慌てて起きて薬飲んだところだから、こうやってパソコンで文章打ち込む余力があるんだけど。
でも、さっきまで心臓バクバクだったんだ。
それが日常なんだ。
俺の知的・体力的なリソースは、普通の人よりある、と過信してた、と自分でも思う。
だけど、今から思えば、脳のリソースの資源配分を間違えてただけなんだ。
ただ、それだけなんだ。
ごめん。
いつもいつも、気を遣ってくれて、ありがとう。
本当に感謝してる。
牽制球を投げてくれることも、優しさだってことも。
ありがとう。
感謝してる。
友達でいてくれることに。
でも、治らないんだ。
この病気は。
ほんとは、寝る前とかにあんまり考えちゃいけないんだけど、それじゃ張り合いがないってことは、誰よりも分かってくれてるってことも、知ってる。
ごめん。
ほんとに、ごめん。
いや、いいんだ。
当然のことなんだ。
俺はラッキーで生きてる人間だから、こんな風に、働きもせず好きなように生きてるくせに、働くことすらしない、ってのは、都合が良すぎるってことも、分かってるんだ。
でも、やっぱりその代償ってのも、確かにあるんだ。
ごめん。
わかってる。
ほんとにわかってる。
厳しさが、優しさの裏返しだってことも。
友達として、俺のことをちゃんと考えてくれてるってことも。
そして、君たちが、それこそ俺なんかよりも、遥かに心身を犠牲にして働いてるってことも。
本当に、尊敬してる。
本当に。
でも、俺は俺で、日々頑張ってるんだ。
それを分かってくれてることも、十分わかってる。
今さらしつこいんだけど。
でも、やっぱりこの病気は、不治の病なんだ。
ごめん。
本当にごめん。
いつもありがとう。
感謝してるよ。
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