ぶっちゃけ

 日本でガチの精神病になるってのは、ほんとに生易しいことじゃないんだよ。

具体的に言うと、受け皿がない。

ふつうのメンタルクリニックとかだと、一人あたりせいぜい5分くらいしか時間が割けなくて、回転していかないと、割に合わない仕組みになってるらしい。

(と、たしかユーチューバーの益田さんが言ってた。)

だから、例えばガチで精神病院から出てきたばっかりみたいな、とても5分じゃ話が終わらないような患者さんは、それこそ自由診療、つまり10割負担でやってるようなところじゃないと、話をじっくり聞いてもらえない。

自分は、運よく友達に紹介してもらって、小俣和一郎先生という、自由診療で診てくれる先生に出会えたから、そこでじっくり話を聞いてもらえたし、父親も元気だったからお金もなんとかなったけど、金銭的にそういう余裕がない患者さんは、そもそもじっくり話を聞いてもらうことすら出来ない。

だから、閉鎖病棟のある精神病院以外に受け皿がないんだけど、基本的に民間の精神病院なんて、経済合理性優位で出来てるから、そもそも精神科医なんてギリギリ最低限の数しかいないし、まともにカウンセリングなんかしてもらえない。

だから、日本でガチの精神病になるってのは、半端じゃなく大変なことなんだよ。

とにかく、受け皿がない。

それが、日本の精神医療の現実。

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