主婦をリスペクトしろ!
https://news.nifty.com/article/item/neta/12378-4403735/
これは秀逸な論考だと思った。
確かに、今までこの層には光が当たっていなかった。
(あるいは、自分も含めて、就職氷河期世代とか。)
今まで既成政党が拾えてなかった声を拾ってきた、というだけでも、参政党の貢献と言えるかも知れない。
ただし、やたらめったら、実現できるのかわからない政策を掲げるのはいかがなものかとも思うが、既成政党に緊張感をもたらし、結果的に彼らが今まで拾えてなかった声に、耳を傾けさせるならば、頭ごなしに、こんな政党は存在自体赦しません!というわけにもいかないだろう。
さはさりながら、国政政党ともなれば、党の方向性というものをある程度は明確にせざるを得ないだろう。
やたらめったら有権者に耳あたりの良いことばっかり言っても、党としての方向性が見えてこないようでは、空中分解するか、あるいは共産革命政府のように、結局は独裁に行き着く、というのがありがちなパターンだ。
いくら色んなところから支持を得たところで、政党としての方向性を決めていく過程で、どこかを排除せざる絵を得ない。
八方美人ではいられないのが、政治というものではないだろうか。
自分自身、中学(佐野日大)の同級生(女性)が、熱心な参政党員で、半年くらいかな?情報をやり取りもして、サンプル数1といえども、まったく当てずっぽうで言うわけではないが、あまりにも参政党のセミナーかなにかで得た眉唾もののイデオロギーで世の中すべてのことを解決しようとか、果ては、理解できないことは何でも陰謀論で片付けたりとか、知的に誠実とは到底いえない有り様だった。
ちゃんと日大でて、アメリカに10年住んでて、そこでも大学を卒業したにも関わらず、あなたは大学で何を学んだのですか?
「学問」の在り方というものに関して、非常に不誠実な態度ではないですか?といった感じだった。
だからこそ、信じていた政党が、ある意味「マトモ」になっていくほど、あるいは自分とは思想的に相容れない党員が増えていくにつれ、葛藤を経験せざるを得ないのではないか、と思われる。
自分自身が、「推し活」をしているだけに、「推し」の欠点に目をつぶり、良いところだけ過大評価したい気持ちはわかる。
しかし、「推し活」をするにも、冷静に対象を分析し、場合によっては批判的な態度をとることも、必要ではないだろうか。
もちろん、どんなに思想的に偏った政党であろうとも、政治に参加する権利は、市民社会を生きる有権者にとって、欠くべからざる基本的人権であると言えるので、前述の理由だけを持って、その権利が奪われるべきでは決してないことは、付記しておく。
ついでに、自分が支持する政党を公言する、というだけでも、非常に勇気の要ることだし、こうやって批判に曝されていくことも、人間としての成長の機会であることも間違いない。
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