やさしい経済学 インフレを再考する③ 大阪経済大学教授 高橋亘 より抜書

インフレや賃金上昇は 本来、 景気回復の後に 生じる 遅行関係にあります。 インフレによって 景気が 回復するのでなく、 景気回復の結果として インフレは生じ、 景気過熱を放置すれば インフレは加速します。 このため 金融政策では、 景気過熱を抑制することで インフレを制御し 景気回復を 持続させること、 そして、 インフレ抑制には 時間を要するので、 それを 見越した 早めの対応が 重要だと 考えられてきました。 先に インフレを起こして 景気を回復させ、 賃金を上昇させるとの考えは、 こうした 先行・遅行関係を 逆転させた 不自然なものといえます。

コメント

このブログの人気の投稿

「金融と社会」質疑応答を基にした、Googleの生成AIによる詳細なレポート