2023年8月11日金曜日

ルカーチ メモその5

人間の営為 の結果として 作られたものが、 人間の 手に負えない、 人間に対して 自立的に 振る舞う ものへと 変ずる。 ディルタイと 対照するならば、 <生の客体化> と 同義の <精神の対象化> から、 いわば 近代の病理としての <疎外> が 区別されていること、 これが 見落とすことのできない 特徴となる。 これを ここでは <疎外>論 の次元と 名づけておく。 61~62ページ

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曽根崎心中 (再掲)

愛という感情が日本の歴史上にも古くから存在していたことは、 源氏物語にも書かれていることで、わかる。 しかし、 日本の宗教観念には、愛を裏打ちするものがない。 改行(節目節目で改行がある方が効果的。以下、同じ。) 曾根崎心中は、 男が女郎をカネで身受けしようとするが、...