2023年8月12日土曜日

ルカーチ メモその11

芸術作品とは、 永遠化した 誤解という 逆説的で 類をみない 位置をもつ。 これによって はじめて 美学の 自立性と 内在性が 可能になる。 この 芸術作品の位置は、 その 中心価値のもつ 永遠性、 普遍性、 客観性によって、 体験的現実と 戴然と 分かたれる。 159ページ

0 件のコメント:

コメントを投稿

漱石、アドルノと「自然」を巡る考察

  倫理的自発性(おのずから)の構造と媒介された自然:夏目漱石の「自然」感とアドルノの『自然史』に関する比較考察 I. 序論:近代における自発性と人工性の弁証法 1.1. 研究目的と対象範囲の明確化 本研究は、夏目漱石の小説『それから』の主人公代助が追求した「自然」(じねん)の概...