「隷従への道」 フリードリヒ・ハイエク 日経BP p.190〜191
経済活動を
完全に
中央主導にする
という
発想には、
やはり
たじろぐ人が多い。
単に
それが
途方もなく
困難だから
ではなく、
たった一つの
中央当局なるものが
万事を
指示する
ことに恐怖を
覚えるからだ。
それでも
なお
私たちが
そこへ向かって
急速に進んでいるのは、
完全な個人の競争
と
中央管理との間
に
「中庸」
が
あるだろうと、
大半の人が
いまだに
信じている
せいである。
めざす目標は
自由競争による
極端な分権化でもなければ、
単一の計画に基づく
完全な中央集権化でもなく、
両者の
いいとこどりをした
体制だと
考えるのは、
合理的な
人々にとって
実に魅力的であり、
さも実現可能にも見える。
だが
このような問題に関しては、
常識は当てにならない。
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