テイラー・ルール
テイラー(J.B. Tailor)
によって提唱された
金融政策運営のための
ルールで、
次のような
簡単な数式
(政策反応関数)
によって示される。
r=απ+βy
ただし、
rは
政策手段
(操作変数)
である名目短期金利から
期待物価上昇率
(インフレ率)
を
差し引いた
実質短期金利、
また
π、y
は
最終目標で
それぞれ
物価上昇率と
実質産出量の
目標値からの
乖離を表す。
この式から推定された
r
の動きと
実質のそれ
(実現値)
とがはぼ一致
したところから、
多くの
注目を
浴びるようになった。
中央銀行による
こうしたルールの
採用によって、
自由裁量的政策や
純粋・インフレーション・ターゲティング
(インフレ率目標政策)
のもつ欠点
(前者について
インフレ・バイアスの発生、
後者について
y
の大幅変動)
が
克服されると
主張されている。
有斐閣経済辞典第4版
https://www.tokaitokyo.co.jp/kantan/term/detail_1387.html
コメント
コメントを投稿