「東大なんか入らなきゃよかった」っていう本
読んでます。
こんなリアルに
東大生の実態を
赤裸々に書いた本は、
今まで
出くわしたことがない。
メガバンクに
就職して
ウツになった人も
気の毒だな、とは
思ったけど、
最近不人気で
東大からの供給が減っている
官僚の世界も、
あまりに
理不尽で、
官僚が可哀想で仕方がない。
これじゃ
人気なくなるのも
当然だ。
読んでいて、これはフィクションか?
と思った。
話が少しズレるけど、
自分は
精神を病んだから、
意味のわからないレールから
良くも悪くも
外れられたのかな。
なんて
思えてくる。
「東大なんか入らなきゃよかった。」
この本読むと、
掛け値なくそう思う。
もちろん、
武蔵には
東大以外に行くところがない、
というくらい
優秀な人がいて、
羨ましい限り
なのは間違いないのだが、
下手に
官僚なんかになったら、
地獄が待ってる。
許しがたいのは、
政策立案能力なんか
これっぽっちもないくせに、
選挙に受かりたいだけのために
官僚をテレビカメラの前で
公開リンチする
バカ野党議員。
それだけじゃなく、
政権与党も、
安倍からして、
蓮舫へのディスすら
官僚に書かせて、
漢字も読めずに
読み間違える。
この国の統治機構は
明らかにおかしい。
ほんとこの国は終わってる。
ガーシーとか今すぐ辞めろ。
いらねー。
子供の頃から思ってたけど、
マスコミはマスコミで、
ネタに困ると
すぐ
行政、あるいは官僚をバッシングする。
国民も喝采を浴びせる。
あれはマジでモラルハザードとしか言いようがない。
この国潰れるわ。
今だに
財務省の役人が悪で、それと戦う安倍さん、みたいな構図を信じてるバカがいるんだからね。
東大生も大変だな・・・
翻って、自分は今ものすごくオイシイ位置取りにいることに気付かされる。
まったく働いてなくても
障害年金もらえるし、
母親と自分の
公的サポートで、
ヘルパーさんまで来て
ぜんぶやってくれる。
勉強もしたい放題。
これ
パラダイスじゃん。
そら、
障害年金もらえるレベルで
精神病むのもなかなか至難の業だけど、
正直
今朝方、
この本を読むまでは、
よっしゃー
障害者枠で
市役所で働くぞーって本気で思ってたけど、
ちょっとそんな気失せるね。
まあ
十把一絡げには言えないんだけど。
この国はオカシイ。
・・・読了。
最後の仙人みたいな
半世捨て人の話も面白かったな。
こういう人もいるから、
東大ってやっぱりなんだかんだ
深みがあるんだろうな。
SFCでは
まずお目にかかれない。
いたとしても、
いなかったことにされる。
SFCの、そういう”清潔さ”は、
正直まったく好きになれない。
それはともかく、
自分がこの本読んで、
いま自分がいかに恵まれた立場にいるかわかったから、
現状維持でいいや、
と言ったら、
母親がむしろ
急に元気になった。
やっぱり
一人は寂しいようだ。
・・・ふと思い出して、
引き出しの中から
2022/11/2
付けの日経新聞1面の記事を
引っ張り出してきたけど、
例えば、
福田達夫みたいな、
若手のホープ、
つまり
将来の首相候補に
気に入られた
官僚は
意気軒昂としているが、
そうではない
官僚は、
単調な事務作業をやらされて
どんよりしている、
なんて
話が書いてあった。
「政策決定を『官邸1強』で進めた結果、首相の周辺で働く官僚の発言権が増して『秘書官政治』とも呼ばれるようになった。」
また、
「こんな課長になりたいと思うわけない。野党の『国対ヒアリング』で上司が糾弾されるのを見た20代の財務官僚は漏らした。国会への提出資料や閣僚答弁の作成・読み合わせで深夜まで働いた末がこれかという悲観がまん延する。」
とも
書いてあった。
1. 序論:『それから』に映し出される明治期の近代化 本稿は、夏目漱石の小説『それから』を題材に、日本の近代化がもたらした状況と、それが個人の経験に与えた影響について考察するものである。特に、経済的豊かさが生み出す「自家特有の世界」への耽溺と、それが最終的に経済の論理に絡め取られていく過程、そしてテオドール・W・アドルノが指摘する、社会の合理化と精神世界における非合理への慰めを求める人々の傾向を、作品を通して分析する。 日本の明治時代(1868-1912年)は、長きにわたる鎖国状態を経て、1853年の黒船来航を契機に世界と対峙し、驚くべき速度で西洋の制度や文化を取り入れ、「近代国家」への道を歩んだ画期的な時代である 。この時期には、鉄道、郵便局、小学校、電気、博物館、図書館、銀行、病院、ホテルといった現代の基盤となるインフラや制度が次々と整備された 。政府は「富国強兵」や「殖産興業」といった政策を推進し、工場、兵舎、鉄道駅舎などの建設を奨励した。また、廃藩置県や憲法制定といった統治制度の変更に伴い、官庁舎や裁判所、監獄などが建設され、教育制度の導入は学校や博物館の整備を促した 。 西洋化の影響は日常生活にも深く浸透した。住宅様式においては、外国人居留地を起点に西洋館が普及し、やがて庶民の住宅にも椅子式の生活スタイルが段階的に浸透した 。食文化においても、仏教の影響で長らく禁じられていた肉食が解禁され、西洋列強との競争意識から日本人の体格向上と体力増強が期待された 。洋食は都市部の富裕層を中心に広まり、カレーライスやオムライス、ハヤシライスといった日本独自の洋食が定着した 。大正ロマン期(1912-1926年)には、西洋文化と日本独自の文化が融合し、「モガ」や「モボ」と呼ばれる若者たちが洋装に身を包み、カフェで音楽や映画を楽しむ「自由でおしゃれな空気」が醸成された 。経済面では、明治後期から軽工業が発展し、日露戦争前後には鉄鋼や船舶などの重工業が急速に発展し、日本の近代化を加速させた 。第一次世界大戦期には工業生産が飛躍的に増大し、輸出が輸入を上回る好景気を享受した 。 『それから』(1909年発表)は、夏目漱石の「前期三部作」の二作目にあたり、急速な近代化が進む日本を背景に、個人の欲望と社会規範の...
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